注文住宅の一括資料請求のデメリット!実際に利用して感じた注意点も紹介

この記事では、注文住宅の一括資料請求サービスを利用するデメリット、解決方法を紹介します。

家にいながらじっくりとハウスメーカー選びや比較検討が出来るので便利な「 注文住宅の一括資料請求 」。

ただし、注文住宅の資料請求にもデメリットがあります


そこでこの記事では、私が実際に注文住宅の一括資料請求を使ってみて感じたメリット、デメリット、解決方法を紹介します。

目次

注文住宅の一括資料請求を使うデメリット5つ

ハウスメーカーに一括資料請求をする際のデメリットを紹介します。

  1. 営業電話がかかってくることがある
  2. すべての住宅会社が登録されているわけではない
  3. 担当が決まってしまう
  4. 自分で比較しなければいけない
  5. 資料が多く、場所を取る

デメリット①営業電話がかかって来ることがある

ハウスメーカーも営利企業であるため、資料送付後は営業電話がかかってくる事もあります。

DMチラシやメールマガジンも定期的に届くし、まれにではありますが家に訪問してくることも…。

  • 資料は届きましたか?
  • 詳しい状況を聞かせてください
  • 完成見学会に来ませんか?


そこではっきりと断ることができればよいのですが、はっきりと断れない人にとってはデメリットと言えるでしょう。

ハウスメーカー側もしつこい営業電話は嫌われると分かっているのか何度も電話をかけて来たりすることはあまりありませんが、何も対策しなければ最低1回は営業があると思っておきましょう。

ただし、ハウスメーカーへ資料請求することで、資料やカタログを見て分からないことがあれば電話で担当者に質問をすることができますので、間違いのない正確な答えをもらうことができます。

実際に担当者と電話で話す事で営業さんとの相性であったり、力を入れているポイントだったりと分かりやすい部分があるのも確かです。

お気づきの方もいると思いますが、この営業活動は資料請求に限った話ではありません。
住宅展示場へ行った場合はさらに長い営業マンの話を聞く必要があるし、もちろんその後の連絡もあります。

デメリット②すべての住宅会社が登録されているわけではない

ハウスメーカーの一括資料請求サービスでは、全国のたくさんのハウスメーカーや工務店と提携してしているので、名前も知らなかったような工務店と出会える可能性があるのがメリットの一つ。

ただし、残念ながら全国すべてのハウスメーカーや工務店と提携している一括資料請求サービスはありません。

もしも、気になっているハウスメーカーが登録していなければ、そこだけ個別に資料請求をする必要があります。

特に地方の場合、地域によっては対応できる建築会社は限られるため、一括カタログ請求サイトを利用しても対応している建築会社が少ないケースもあります。

ただし、一括カタログ請求サイトは全国の数百社と提携しているので、住宅展示場へ行くより圧倒的に多くの住宅会社を知る事が出来ます。

どの資料請求サービスでも依頼する前に建てたい「地域」や「要望」に絞って対応している住宅会社を確認する事ができるので、チェックしてみましょう。

デメリット③担当が自動的に決まってしまう

ハウスメーカーへ資料請求をした時点で、あなたの担当が決まってしまいます。

相性が良くて優秀な担当がつけばいいですが、イマイチな営業や新人が担当に付く可能性もあります。これはデメリットと言えるでしょう。

ただし、これは最初に住宅展示場へ行っても同じこと。

担当は支店長やマネージャーへ相談することで変更してもらうことも十分可能ですよ。

デメリット④ 自分で比較しなければいけない

ハウスメーカーへ一括資料請求サービスを利用すると、複数社のカタログや資料が送られてきます。

多くのものの中から選べる点はメリットではあるのですが、反対に、どれを選べば良いのかを自分だけで決めなければいけないのはデメリットとなってしまいます。

スーモカウンターや住まいの窓口のような相談窓口であれば、専門家が複数のハウスメーカーの中からあなたの予算や要望に合いそうなハウスメーカーを選んでくれますし、相談に乗ってくれます。

しかし、一括資料請求サービスは、各ハウスメーカーに「問い合わせ来てますよ」と情報を流すだけ。

質問や相談があれば各ハウスメーカーへ自分で聞く必要があり、ハウスメーカーを選ぶのもあくまで自分です。

自分だけで契約するハウスメーカーを考えていかねければいかないという点はデメリットであるといえます。

デメリット⑤資料が多く、場所を取る

ハウスメーカーへ一括資料請求をすると、カタログや資料がたくさん届きます。

カタログ1冊のハウスメーカーの所もあれば、間取り集や構造面の資料、資金計画の資料など多く送ってきてくださるハウスメーカーなど様々です。

全てのハウスメーカーの資料を合わせると、重いし場所を取るので、注意が必要です。

注文住宅の一括資料請求を使うメリット7つ

全館空調のハウスメーカーカタログ

ハウスメーカーへの一括資料請求にはデメリットもありますが、メリットが多いというのが実際に使った私の本音です。

ハウスメーカーへ一括資料請求することのメリットは次の7つです。

  1. 多くの住宅会社が候補になる
  2. じっくり比較検討できる
  3. 怪しい住宅会社を省ける
  4. ハウスメーカーのアピールポイントが分かる
  5. 予備知識がつく
  6. 今のトレンドや自分の好み・やりたいことが分かる
  7. 最新情報がいち早く手に入る

それぞれを詳しく見ていきましょう!

メリット①多くの住宅会社が候補になる

ハウスメーカーの一括資料請求を行う場合のメリットは、「複数の住宅会社の資料を一括で取り寄せることができる」という点です。

ネットから申し込むだけで、一気に数社~数十社のカタログ資料を集めることができます。

住宅展示場に行ったり、直接ハウスメーカーにカタログ請求をして複数社のものを手に入れるためには、1社ずつ個人情報を記入したりアンケートに答えたりといった手続きをしないといけません。

しかし、ハウスメーカーの一括資料請求ではその手間を省くことができます。

また、一括資料請求の候補の中には、CMや展示場をあまり出してないけど、優秀なハウスメーカーや地元工務店もあります。

大手のハウスメーカーや中小工務店など多くの住宅会社がある中で、予算内でもっともあなたの希望・条件を叶えてくれる会社を選びたいですよね。

多くの会社が候補になるので、知識も増えますし、あなたの選択肢が増えますよ。

メリット②じっくりと比較検討できる

ハウスメーカーへの一括資料請求は、24時間いつでも申し込みができます。

そして、インターネットから一括資料請求を申し込むと数日~1週間程度で自宅へ資料が届きます。

一括資料請求をすることで、

  • 性能
  • 設備
  • 間取り
  • デザイン
  • 保証
  • 営業マンの人柄

などを家にいながらじっくりと比較できます。

住宅展示場へ行けば、ぐいぐい営業されその気になってしまい、他社と比較する前に契約してしまい後で後悔するパターンが多いですが、一括資料請求を使えば、営業マンに会わずに資料やカタログを手に入れることができます。

営業さんのペースに引っ張られずに自分のペースでじっくりとカタログや資料を見たり比較できるのがいいですよね。

また、住宅展示場の営業時間に関係なく、空き時間で資料を見れるのもメリットですね。

  • 休みがつぶれない
  • 夫婦の休みがズレていても問題ない
  • 小さな子供がいても気にしなくていい

もちろん営業電話がかかってくる場合もありますが、あらかじめ「電話や訪問での営業をお断りしています」と記入しておけばしつこい営業はありません。

メリット③怪しいハウスメーカーを省ける

ハウスメーカー選びで重要なのは、安心して家づくりができるか?です。

  • 嘘やクレームばかりのハウスメーカー
  • 倒産しそうなハウスメーカー

は論外ですよね。

ハウスメーカーへの一括資料請求サービスは、厳格な国家基準をクリアした信頼のある住宅会社のみ提携しているので、安心して利用できます。

メリット④ハウスメーカーのアピールポイントが分かる

ハウスメーカーのカタログや資料は、ハウスメーカーが自社の強みや特徴を紹介している資料なので、どのハウスメーカーが何に力を入れているのかが良く分かります。

逆に苦手としている分野については深く触れられていないので、弱みを知る事も可能です。

例えば、

  • 耐震・免震に力を入れている
  • 家の断熱性能に力を入れている
  • 開放的な間取りができる構造である
  • 全館空調など換気システムに力をいれている
  • 生活動線の良い間取りの提案をしている
  • アフターメンテナンスが充実している

などです。

「出来る」と「得意である」は全く違いますよね?

あなたの家づくりの中での優先順位が高いものは、それを得意としているハウスメーカーへ依頼するべき!

施工事例が多い方が、ミスも少なく満足度も高くなりますからね。

ハウスメーカーの強みを知るには、カタログ請求は最適です。

メリット⑤予備知識がつく

資料請求で届いたカタログや資料を見ていると、はじめて聞く専門用語が出て来たり、疑問点や気になる点が出てくるでしょう。

  • 長期優良住宅って何?
  • こんな間取りや設備の家だったら、いくらになる?
  • 換気システムについて詳しく説明して?

それを電話で営業マンに聞くことも可能ですし、展示場見学や完成宅見学の際、わからなかった点や気になった点を質問することができます。

予備知識があるだけで、効率よく話を聞くことができますし、真剣なお客様だという印象を持ってもらえ詳しく丁寧な説明をしてもらえます。

メリット⑥今のトレンドや自分の好み・やりたい事が分かる

ハウスメーカーのカタログは、賃貸暮らしでは知らなかったような最新技術であったり、便利な家事動線であったりといった今のトレンドの間取りや設備が豊富に載っています。

その中で「この間取りいいな」「このデザイン好きだな」など気になるものが出てくるでしょう。

カタログはアイデアの宝庫!

複数社のカタログを見ていくと、自分の家づくりでやりたい事が分かってきます。

自分の好みのデザインや間取りを切り抜いて、「スクラップブック」や「家づくりノート」を作るのにもカタログ請求は最適です。

実際に打ち合わせが始まった際にも、カタログで作った「スクラップブック」を担当に見せることで自分のイメージを視覚的に分かりやすく伝えることができます

メリット⑦最新情報がいち早く手に入る

ハウスメーカーへ資料請求をすると送られてくるものは、家のカタログだけではありません。

ホームページに掲載されていない重要情報をいち早くゲット出来ることもあります。

  • 完成見学会や工場見学、入居宅訪問の情報
  • 分譲地や建売物件の空き状況
  • 展示場へ来店時の予約特典
  • 見積もりや間取りの提案
  • 資金計画や補助金・住宅ローンに関する情報

など。

特に土地や物件情報は、条件の良いところから先に埋まっていきますので、早く情報を手に入れるに越したことはありません。

注文住宅の一括資料請求を行う時の注意点・コツ

カタログ請求3

次にハウスメーカーへの一括資料請求を行う時の注意点や失敗しないコツを紹介します。

以下の点を注意しておけば、安心して利用できますよ。

  • しっかりと「営業電話NG」「訪問NG」と記載する
  • 資料請求する会社をある程度絞る
  • 捨てアドレスを利用する
  • ご縁がない場合はきちんと断る

それぞれ解説していきます。

注意点①.しっかりと「営業電話NG」「訪問NG」と記載する

まずは、ゆっくりとカタログを見てみたいので電話での営業や突然の訪問をしてほしくない場合は、一括資料請求サービスを使う際の要望を書く欄にしっかりと以下の要望を記入しておきましょう。

  • 電話での営業はお断りします。メールにてお願いします。」
  • 自宅への訪問はNGです

これで、ほとんどの電話営業は来なくなります。

しかし、それでも電話営業が来る場合は、「きちんと要望を読んでいない」「こちらの都合を考えていない」会社として、候補から外す判断材料とするのも一つの手です。

注意点②.資料請求する会社をある程度絞る

手当たり次第に資料請求をした場合、その分だけ営業電話や勧誘メールがあると考えておきましょう。

本当に検討している詳しく知りたい会社ならともかく、

  • 予算が全く合わない会社
  • 雰囲気が好みではない会社

絶対建てないであろう会社からのメールや電話対応は、お互いにとってメリットはありません。

やみくもに資料請求するのではなく、本当に興味がある住宅会社だけを選び、候補を絞り込んだうえで資料請求することをおすすめします。

すみこ

5~6社くらいがいいと思うよ

注意点③捨てアドレスを利用する

ハウスメーカーの一括カタログ請求を利用すると、住宅会社から郵送でカタログを受け取ることになります。そのため、個人情報の入力が欠かせません。

一般的なハウスメーカーの一括カタログ請求に必要な個人情報は以下の通り。

  • 名前
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 現住所

マイホーム関連は、メインで利用しているメールアドレスとは別のアドレスを用意する事をおすすめします。

GmailやYahooメールのようなフリーメールで問題ありません。

メインのメールアドレスを使うと、メールボックスがあふれてしまい、重要な情報を見落とす可能性がありますからね。

注意点④.ご縁がない場合は、「はっきりと断る」

資料請求後、カタログや資料を見たけど、いまいち興味が湧かなかった場合は、きちんと断ることが重要です。

「検討中です」というあいまいな言葉をいってしまうと、なかなか営業がとまりません。

断り文句として効果的なのは、「もう別の会社に決まりました」の一言です。

当然、相手はどこに決まったのかなど具体的なことを聞きたがりますが、答えられる範囲で問題ありません。

「家づくりをやめました」というような断り方は、「低金利ですし、今が買い時です…」といった営業に持っていかれるので、自分たちの中でその住宅会社で建てる可能性が低いのであれば、「別の会社にきまりました」が効果的です。

注文住宅の一括資料請求5社の内容を徹底比較

ハウスメーカーカタログの一括資料請求で「実績もあり、使い勝手もいい、安心できる」サービスは以下の5社です。

特徴がわかりやすいように比較表にまとめましたので、ご覧ください。

スクロールできます
タウンライフ


家づくりのとびら

ライフルホームズ

持ち家計画

ハウジングバザール

提携会社数1050社以上140社以上1000社以上100社以上300社以上
カタログ
間取りプラン
資金計画
土地の提案
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    持ち家計画

全て無料の資料請求サービスなので、気になるものはすぐに登録しておくことをおすすめします。

各サービスの特徴については、別記事にてまとめています。

注文住宅の一括資料請求したらどうなる?流れは?

注文住宅の資料請求をした後の流れは以下のとおりです。

STEP
一括資料請求をする
STEP
依頼した資料が届く

依頼した各ハウスメーカーからそれぞれ郵送やメールで資料が届きます

STEP
(営業マンから連絡が来る)

一括資料請求をした際に、「営業電話はお断りします」と記入しない限り高確率で連絡が来ます

STEP
打ち合わせをするor断る

詳しく話を聞きたいハウスメーカーが見つかれば営業マンとスケジュールの打ち合わせを行い、完成見学会や展示場見学をしながら、契約するか検討していくというのが一般的な流れになります。

注文住宅の一括資料請求のまとめ

この記事ではハウスメーカーの一括資料請求をしたらどうなるか?メリット、デメリットを紹介しました。

メリットデメリット
多くの住宅会社が候補になる
じっくり比較検討できる
怪しい住宅会社を省ける
ハウスメーカーのアピールポイントが分かる
予備知識がつく
今のトレンドや自分の好み・やりたいことが分かる
最新情報がいち早く手に入る
営業電話がかかってくることがある
すべての住宅会社が登録されているわけではない
担当が決まってしまう
自分で比較しなければいけない
資料が多く、場所を取る

ハウスメーカー選びを成功させるためには、自分のやりたい事を見極め、複数社でしっかりと比較することが重要す。

そのために最も手軽で効率がいいのが、資料請求。

スピード感を持って比較するためにも積極的に利用しましょう。

この記事で紹介した5サービスは、私も実際に利用しましたが、しつこい営業や勧誘をされたなかったのでおすすめです。

特に「ライフルホームズ」の資料請求の特典でもらえる「家づくりノート」は、自分で書き込み式になっており、家づくりの流れや知っておくべきポイントが完結にまとまっているので、とても便利ですよ。

ぜひ無料ですからもらっておきましょう。

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