旗竿地は恥ずかしい?!やめとけ?実際住んでみて気が付いたメリット・デメリット

旗竿地に住んでみての感想

旗竿地を買うなんて、恥ずかしい。貧乏人って思われないかなと悩んでいませんか?

結論を言うと、旗竿地は決して恥ずかしくありません。

我が家は実際旗竿地を購入し住んでいますが、いい決断をしたなと誇らしく思っているほど満足しています。

ただし、旗竿地と言っても形も色々ですし、もちろんデメリットもあります。

この記事では、実際に旗竿地に新築を建て今現在も住んでいる私の「住んでみてどうだったか?」「どういう点を注意しておくべきか?」を紹介します。

安易に決めるのではなく、旗竿地で後悔しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね♪

目次

旗竿地は恥ずかしい?!やめとけ?実際に住んでみて気が付いたデメリット

旗竿地に住むまでは、恥ずかしい想いをしないかな?友人や周辺の人に馬鹿にされたりしないかな?と多少心配していました。

購入から2年。実際に旗竿地に住んでみて気が付いたデメリットを正直に告白します。

  • 旗竿地=貧乏というイメージを抱かれる
  • 新築時に家の全体像の写真が取れなかったのが残念でした
  • 郵便ポストまでが少し遠く不便です
  • 車2台持ちの方は入れ替えが面倒です
  • 日当たりや風通しが悪いと、外壁や外構が劣化しやすいです
  • 雪かきが大変です
  • 風水的にはあまり良いとされていません

それぞれ簡単に紹介していきますね♪

貧乏という印象を抱かれる傾向がある

旗竿地は恥ずかしい?

旗竿地は実際、きれいな整形地と比べると土地の価格が安いです。

この事から旗竿地に住んでいる=貧乏、安っぽいという印象を抱かれる傾向があります。

実際には旗竿地にも色々ありますし、どこにお金をかけるかの価値観の違いなんですけどね・・

新築時に家の全体像の写真が取れなかったのが残念でした

新築の引き渡しの時に写真を撮る人が多いと思います。

旗竿地の場合、家の外観全体が映るように写真を撮ろうとすると、周りの家も映ってしまい上手に撮ることができません。

この点は少し残念だったなと感じます。

ただ、玄関前で写真を撮ったり庭に記念樹を植えたりなどやれることもたくさんあるので、ぜひ検討してみてください。

郵便ポストまでが遠く少し不便!

出典:ガーデンプレス

旗竿地の場合、

  • 門柱をつけるか?つけないか?
  • ポストやインターホンをどこにつけるか?

で迷います。

我が家の郵便ポストは自転車の出し入れの邪魔にならない場所を考慮した結果、道路の間口のそばにしました。

すると、セールスなど部外者の方が敷地内に入ってこないのがいい反面、雨の日などポストを見にいくのがちょっと面倒です。

ただ、旗竿地でもポストを家の近くに付ける事も可能なので、ぜひ検討してみてください。

駐車しにくい、車の2台持ちの方は入れ替えが大変

旗竿地の場合、竿の部分の間口が狭いので、駐車しにくかったり、車の乗り降りが心配ですよね。

我が家も運転席側のスペースを開けると助手席側のドアは開けられないので不便かな?と心配していましたが、2年も住んでいると慣れました!

助手席の乗り降りは、敷地前の道路で行っていますが、1分もかからないので特に問題ありません。後ろ座席は運転席側から乗り降りしています。

ただし、車2台持ちの方は入れ替えが面倒だろうなとは感じます。

風通しが悪いと外構や外壁の劣化しやすいこともある

旗竿地はどうしても日当たりや風通しが良くない土地が多いです。

すると、日当たりの悪い側の外壁や外構がカビてきてしまう事もあります。

我が家も駐車場のコンクリートが少し汚れてきてしまっています。

旗竿地でも、家の中は吹き抜けにしたり、天窓、2階リビングにすることで、日当たりも工夫できるのですが、外壁や外構にも気を使う必要がありますね。

除雪・雪かきが大変である

雪が降る地域での、旗竿地は除雪・雪かきがとても大変です。除雪車も敷地内には入ってきてくれないですからね。

竿の部分が長ければ長いほど除雪が必要な距離も長くなりますし、元々狭い幅が雪でさらに狭くなる事も考えられるので、しっかりと確認しておきましょう。

家庭用の除雪機で対応している家庭が多いようなので、除雪機をどこにしまっておくか?倉庫置き場も忘れずに検討してみてください。

風水的にはあまりよくない

風水的には、正方形や長方形などきれいな整形地が良く、変形している土地はあまり良くないと言われています。

そのため、旗竿地は風水的にはあまりいい土地ではありません。

風水が気になる人は旗竿地は出来る限り避けましょう。

実際、我が家は旗竿地に住んでいますが、特に運気が下がったり、家族の体調が悪くなったという事は一切感じていません。

風水は信じる信じないは個人の自由ですし、花を植えたりすることで対策も可能ですので、ぜひハウスメーカーに相談していみましょう。

>>風水を取り入れた間取りをもらう

外構費用が高くなりがち

旗竿地は路地状の竿の部分が長くなるため、一般的な整形地と比べて外構工事費用が高くなりがちです。

外構工事費を安くするには、旗竿地の外構工事を多く請け負った実績のある専門業者に依頼をするのがおすすめ!

旗竿地の特殊な形状を活かした外構を行えるだけでなく、適切なプランを提案してもらえます。

外構工事を依頼する際は、同じ条件で複数社に見積もりを取ることもポイントです。

見積もりを比較検討し、自分にとって最適な会社を選びましょう。

私の外構一括見積もりの体験談はこちらです。

旗竿地に実際に住んでみて気が付いたメリット 【恥ずかしくない】

次に実際に旗竿地に住んでみて気が付いたメリットを紹介します。

我が家は、旗竿地でも満足していて、購入して本当に良かったと感じていますよ♪

  • 立地のいい場所を安く買える
  • 固定資産税が安い
  • 家本体にお金をかけることができる
  • カーテンを開けっぱなしでも人目が気にならないのは最高
  • 人目を気にせず庭で遊べる
  • 子供の飛び出しの心配がなく安心
  • 台風や強風の被害が少ない
  • 日当たりも間取り次第で確保できる

それぞれ簡単に紹介していきますね。

立地のいい場所を安く買える

駅まで徒歩15分

旗竿地の最大のメリットは何と言っても、お得に買えるという事ではないでしょうか。

私自身、同じ地域の整形地よりも坪単価が7万円ほど安く購入する事ができました。

立地のいい場所に購入できたので、車も1台で生活できますし将来的にも便利がいいので、本当に良かったです♪

安く買えた分、建物にお金を掛ける事も可能ですしね。

固定資産税も安い

旗竿地は整形地に比べると、固定資産税が安くなります。

旗竿地は整形地に比べると価格が安い分、資産価値も低いです。資産価値が低いということはその分固定資産税も安いというわけです。

将来的に売却を考えている場合は資産価値が高い方が良いでしょうが、長く住むことを考えるのなら毎年の固定資産税は安いに越したことはありませんね。

家本体にお金をかけることが出来る

桧家住宅のキッチンの標準仕様

土地が少し安く手に入った分、家本体にお金をかけることができます。

  • 憧れのハウスメーカーにしたり
  • 家の広さを少し大きくできたり
  • 設備や内装にこだわったり

通常の土地であれば予算の関係で諦めないといけなかった部分へお金を回すことができれば自分の理想の家になりそうですよね!

カーテンを開けっぱなしでも人目が気にならないのが最高!

旗竿地は道路と家が離れているので、カーテンを開けっぱなしでも生活できるのが最高です。

いくら大きな窓があっても通りに面していてずっとカーテン閉めっぱなしの家より実は開放的なのではないかなと感じるほどです。(もちろん土地によります)

リビングから庭で子供が遊んでいる様子も見えますよ♪

人目を気にせず庭で遊べる

旗竿地は道路から見えにくいので、家の中だけでなく、庭も人目を気にせず使えます。

例えば、庭で読書をしたり、プールをしたり、ピクニック気分で庭で食事をしたりするのも楽しいですよ♪

子供の飛び出しの心配がないのが安心

旗竿地の場合、道路まで距離があるので小さい子供がいる家庭は飛び出しの心配がなく安心ですね♪

また事故だけでなく大通りに面していると、「車の騒音」「排ガス」にも注意が必要ですが、旗竿地の場合はそういった心配は不要です。

台風や強風の時、被害が少ない

強風の時感じた旗竿地のメリットは、被害を受けにくいということです。

近隣の家の自転車がバタバタ倒れている中、我が家の自転車はビクともしませんでしたよ。

隣の家が風よけになって、家を守ってくれるわけですね。

吹き抜けや天窓、2階リビングにすれば、日当たりも確保できる!

日当たりに関しては土地次第かなというのが、正直な所です。

我が家は旗竿地でも、南側に余裕があるので、家の中の日当たりも問題ありません。

吹き抜けや天窓、2階リビングにすれば、オシャレですし、日当たりも確保できる事も多いようなので、ぜひ諦めずに相談してみてくださいね♪

旗竿地の購入で後悔しないための注意点

次に旗竿地を購入する前に!後悔しないための注意点を紹介します。

  • 希望のハウスメーカーで建てられない事もある
  • 水道工事費・電気の引き込み費用が高い可能性がある
  • 建て替えはしにくい
  • 間口は3m以上あると使い勝手が良い
  • 隣人トラブルには注意しよう

それぞれ紹介していきますね。

注意点①希望のハウスメーカーで建てられない事もある

旗竿地で通路幅が狭い場合は、クレーン車や生コン車など大型の車両や重機が入れません。

そういった場合ハウスメーカーによっては、建築を断られてしまうケースがあります。

出来れば土地探しはハウスメーカーと一緒に行うのがベストです。

また、希望のハウスメーカーで建てられるとしても重機が入れないとなると、手作業が増えるので工期が長くなったり人件費が高くなるので、確認してみてください。

せっかく土地を安く買っても、建築費用が高くつけばお得ではなくなりますからね。

注意点②水道の引き込み費用が高い可能性がある

水道管やガス管といったインフラが整っていない土地の場合、工事費用が余分にかかります。

特に旗竿地は、道路などに埋められている水道管から敷地内のメーターボックスまでの距離やメーターボックスが長くなるので、引き込み工事費も高くなります。

土地によっては、100万円を超える事もありますので、必ず確認してくださいね。

注意点③電気の中継ポールを建てる必要があることも…

出典:Panasonic

旗竿地の場合、電柱から家へ引き込む電線が長くなってしまったり、隣の家の敷地を通ってしまう事があるため、場合によっては、中継ポールを建てる必要が出てきます。

その場合、中継ポールを建てる費用は約20万~40万です。

旗竿地でも必ず必要ではない(我が家は必要なかった)ので、確認してみてくださいね♪

注意点③解体や建て替えはしにくい

建築できるハウスメーカーに制限があるのと同じで、重機が入れない旗竿地の場合は、解体や建て替えはしにくいです。

将来的に売却を検討している場合は、解体せず建物ごと売却する可能性が高くなります。

注意点④間口は3m以上の方が使い勝手が良い

旗竿地でも間口は3m以上あると、使い勝手がいいです。

3mあると車を寄せて駐車した場合、ドアの開け閉めにも余裕はありますし、車の横を人が通ったり、自転車が通る事も可能です。

逆に2メートルだと軽自動車が1台通るのがやっとです。将来どのような車を所有するかも考えて、必要な路地幅を検討してみてください。

注意点⑤隣人トラブルに注意!

旗竿地の場合、お隣さんが多くなるので、隣人トラブルが起こる可能性も高くなります。

中には旗竿地というだけで、下に見てくる人もいますからね。

隣人による騒音や嫌がらせが起きたら、せっかくのマイホームも台無しになってしまいます。


特に旗竿地の「竿」の部分の土地に仕切りがなく、ただ単に平坦な状態で隣と接している場合は境界トラブルになりかねません。

また、よく耳にするのが旗竿地の竿の部分で「バーベキュー」をして苦情がきたというもの。

旗竿地に限らず、近年住宅地でのBBQはニオイや騒音で嫌がられることも多いので、地域性を確認しておきましょう。

そういった近隣・隣人トラブルを避けるためにも、事前にどんな人が住んでいるのか?下調べをしておくといいですね。

>>隣人ガチャ対策

旗竿地についてまとめ|決して恥ずかしくない!

この記事では、旗竿地に住んでみての感想とメリットデメリットについてまとめました。

我が家は旗竿地で大きな問題は全くなく、恥ずかしい想いもしていません。旗竿地というだけで除外するのは本当にもったいないなと感じます。

ただし、旗竿地と言ってもさまざま。メリットもデメリットもあるのでよく検討してくださいね。

旗竿地のメリットは、こちら。

  • 立地のいい場所を安く買える
  • 固定資産税が安い
  • カーテンを開けっぱなしでも人目が気にならないのは最高
  • 人目を気にせず庭で遊べる
  • 子供の飛び出しの心配がなく安心
  • 台風や強風の被害が少ない
  • 日当たりも間取り次第で確保できる

旗竿地のデメリットは、こちら。

  • 新築時に家の全体像の写真が取れなかったのが残念でした
  • 郵便ポストまでが少し遠く不便です
  • 車2台持ちの方は入れ替えが面倒です
  • 日当たりや風通しが悪いと、外壁や外構が劣化しやすいです
  • 雪かきが大変です
  • 風水的にはあまり良いとされていません

必ずしも、すべての旗竿地が当てはまるわけではないけど、注意しないといけないポイントはこちら。

  • 希望のハウスメーカーで建てられない事もある
  • 水道工事費・電気の引き込み費用が高い可能性がある
  • 建て替えはしにくい
  • 間口は3m以上あると使い勝手が良い
  • 隣人チェックは必ずしておこう

ぜひしっかりとハウスメーカーと相談した上で、後悔のない土地選びをしましょう。

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