リビング階段ってどうですか?|後悔しないために考えておくべき4つのこと

マイホームを建てるにあたって、「リビング階段にするか?しないか?」で迷われる方は多いですよね?
リビング階段は「子供が大きくなってからも顔を合わせる機会を持てる」という理由から数年前から人気の間取りです。
最近では、実際にどれくらいの方がリビング階段にしているのかな?と思い、私のInstagram(→こちら)のフォロワーさんにも聞いてみました(ストーリーのアンケート機能を使用)
結果がこちら▼


ほぼ半分半分という結果!
正直、もう少しリビング階段の方が多いかな?と想像していたので、わずかにリビング階段を採用しない人の方が多いという結果に驚きました。
しかし、それもそのはず。実は、人気のリビング階段ですが、こだわって採用したにも関わらず、後悔している人もとても多いのです。
そして後悔している方のほとんどの理由が、「デメリットが想像以上だった」とのこと。
リビング階段で後悔しないためには、メリットデメリットをしっかりと分かった上で何を優先するかを決める事が大切ですね。
この記事では、
- リビング階段のメリット・デメリット
- 実際、リビング階段ってどうですか?(住んでいる人のリアルな感想)
- リビング階段にする時の注意点
についてまとめます。



リビング階段を採用した方達からのリアルな感想をたくさんいただきましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
リビングの広さや照明などの注意点は以下の記事にまとめています。


リビング階段ってどうですか?って聞いてみた





インスタグラムでリビング階段のリアルな感想をお願いした所、たくさんのご意見を聞く事ができました。


「実際に住んでいる人のリアルな感想が一番参考になる」と思うので、以下、みなさんのコメントをまとめます。
リビング階段ってどうですか?|満足などのメリットまとめ


リビング階段で良かった!満足している!と答えた方の中の感想をまとめると、
- 家族感のコミュニケーションが取りやすい
- 2階にいくのが面倒じゃない
- おしゃれで開放感があるリビングになった
- 廊下がいらないので無駄のない間取りになった
こんな感じです。それでは詳しくみていきましょう。
家族感のコミュニケーションが取りやすい
一番多かったのがこちらの意見です。
「子供が思春期になった時でも帰ってきてから、すぐに自分の部屋に行く際も、顔を合わせる事ができる」というもの。



我が家もコレが理由でリビング階段にしたよ
- いつ帰ってきたのかわからない…
- 2階の自分の部屋にいると思っていたら、気が付かないうちに遊びにいっていた…
なんて事がリビング階段であれば、だいぶ減ると思います。
また、子供が思春期になると、どうしても会話が減ってしまう時期はあるかもしれませんが、親は子供の顔を見るとなんとなくの様子は分かります。
- あれ?学校や仕事でなんかあったのかな?
- 今日も元気そうだ!
こんな風に帰ってきてすぐに顔を合わせる事ができるのは、リビング階段のメリットですよね。
2階にいくのが面倒じゃない
リビング階段だと、2階にいくのがラクという意見。
廊下に出る必要がないですから、2階との距離がすごく近いですよね。
例えば、こんな場面ではすごく便利です。
- 寝る時に、リビングからすぐに寝室へ行ける
- 2階にいる子供に「ご飯だよー」とすぐに呼びかける事ができる
- 2階で遊んでいる雰囲気がなんとなく伝わるので、すぐに対応できる



2階に上がらなくても、リビング(階段下)から呼びかけるだけでいいのはすごくラク!
おしゃれで開放感があるリビングになった
こちらは、特に吹き抜け&スケルトン階段の方に多かった意見です。


確かに、賃貸ではあまり吹き抜けのリビング階段なんてみないですし、めちゃくちゃオシャレで開放的なリビングになります。



吹き抜けは間取りの関係上断念したけど、私もすごく憧れました!
吹き抜けやスケルトン階段でなくても、リビング階段の場合、階段上に窓があるとリビングに太陽の光が差し込み、明るいリビングになる事も多いです。


廊下がいらないので無駄のない間取りになった
最近では、廊下のない間取りが人気ですよね。
少しでも廊下のない間取りにしようとした結果、リビング階段になったというパターンも多いです。
▼こちらはリビング階段ではない間取り


▼リビング階段の間取り


廊下のない間取りの最大メリットは、「無駄なスペースがなくなり、部屋が広く取れる事」です。
必ずしも廊下のない間取りがいいわけではないですし、リビング外に階段を置きつつ廊下のない間取りもあるので、一例として参考にしてくださいね。
リビング階段ってどうですか?|後悔しているなどのデメリットまとめ


リビング階段で少し後悔している!想定外だった!と答えた方の中の感想をまとめると、
- 想像以上に声や音、臭いが2階まで響く
- 寒い、空調が効きにくい
- 来客時にくつろげない
- 小さい子供には対策が必要
こんな感じです。それでは詳しくみていきましょう。
想像以上に声や音、臭いが2階まで響く
想像以上に声や音が響くという意見がすごく寄せられました。
これは吹き抜け&リビング階段の場合だけではありません。



中には建て替えを検討するほど後悔しているという方も…
最近の家は、高気密高断熱になってきています。
高気密高断熱住宅は、屋外に音が漏れにくく騒音にも悩まされない反面、家の中の音が反響しやすいという特徴があります。
ですから、リビング階段であると、1階のテレビの音や声が2階にまで丸聞こえになりやすくなります。
- 夜勤などで家族で生活リズムが違う
- 受験生がいる時
- 在宅勤務をしている時間帯
などは睡眠や仕事、勉強の妨げになる事もあるので、特に注意が必要ですね。



我が家も音はよく響くなぁと感じているので、子供が受験の時だけは、テレビの音を小さくしたりして対応しようと思っています。
寒い、空調が効きにくい
リビング階段はどうしても2階とつながっているため、LDKの空調が効きにくい面があります。
ですから、
- 夏場にリビングでエアコンをつけても、なかなか涼しくならない
- 冬場は暖房の暖かい空気が2階へ逃げてしまいLDKが寒い
といった事が起こりやすくなります。
ですので、リビング階段を採用する場合は、
- 断熱性の良い家にする
- 全館空調にする
- リビングと階段の間に扉やロールスクリーンをつける
といった対策をしておきましょう。


来客時にくつろげない
リビング階段であると、急な来客に「くつろげず、落ち着かない」という意見です。
確かに、リビング階段であると、子供の友達や恋人が来た時、リビングをみられるから
- 急にリビングに来られるのが嫌
- ゴロゴロくつろぎにくい
ですよね。プライバシーを重要視する方には不向きな間取りです。
逆に、リビング階段にして良かったという意見には、「子供の友達がどんな子なのかが見えて良かった」という意見もありましたので、賛否両論です。
我が家はリビング階段ですがこのご時世という事もあって、
- 基本的に友人を家の中にあげない(お庭はOK)
- どうしても家の中で遊びたい場合は、前もって言う
というのをルールにしているので、特に不満はありません。
小さい子供には対策が必要
子供が小さいうちは、リビング階段の場合、リビングから階段へ行けないようにする必要があります。
小さい子供は基本的には親のそばにいる事が多いので、親がリビングにいると、子供もリビングにいる事が多くなります。
しかし、



子供って階段が大好きなのよ…
リビング階段であれば、子供にしたら階段は遊び場に最適な場所。
- 目を離したすきに2階へ行っていた
というのは危険なので、ぜひ対策をとっておきましょう。
特にスケルトン階段は、落下の危険もでてきてしまうので、ネットや柵で対策をとれそうか検討しておく必要があります。
リビング階段で後悔しないための注意点
リビング階段で後悔しないためには、デメリットもあるという事を知っておく事が重要です。
その上で、出来る事があればあらかじめ対策をしっかりと考えておきましょう。
- 音や臭いが気になる場合は、扉をつける事も検討しよう
- 空調が気になる場合は、ロールスクリーンでもOK
- 来客を招く際のルールを決めておこう
- 小さい子供の階段への侵入防止策を考えておこう
- プライバシーを重要視する方は採用しないのが吉
特に、音問題は悩まされている人も多いので、採用を迷っている方は、入居宅訪問や宿泊体験などで実際に体感してみるのがおすすめです。



人によって感じ方は違うので、自分で体感してみよう!
まとめ|リビング階段は何を優先するかを決めておくと後悔しない
今回、リビング階段についてリアルな感想をいただきましたが、デメリットを知った上で採用している方は後悔していません。
- やっぱり音が響くなぁ→でも、開放感があって最高!
- 音や臭いが気になったから、扉をつけておいたので、問題なし!
こういった感じです。
住んでからデメリットを知ると後悔してしまうので、ぜひ
- どんな暮らしをしたいか?
- 何か対策はできないか?
を考えた上で、自分たちに合った間取りを選んでみてくださいね。

