ミサワホームの標準仕様・標準装備を15項目で徹底解説！2024年最新版

この記事では、ミサワホームの標準仕様・標準装備について解説します。

標準仕様を知っておくことで、オプション費用による予算オーバーを防いだり、施工ミスを減らせることができるので、満足度の高い家づくりができますよ。

ミサワホームは、収納をたっぷり確保できる蔵のある家づくりや33年連続グッドデザイン賞を受賞するほどの高いデザイン性が魅力の大手ハウスメーカーです。

ぜひハウスメーカー選びの参考にしてくださいね。

ミサワホームの標準仕様・標準装備を一覧で紹介（2024年最新版）

ミサワホームの標準仕様・標準装備を一覧表でまとめました。

構造・工法	木質パネル接着工法 木造軸組工法
基礎	連続布基礎
耐震等級	世界最高基準の耐震性能 実大モデル実験済み
断熱材	天井・・・ロックウール（255mm） 壁・・・高性能グラスウール24k（90mm） 床・・・高性能グラスウール24k（120mm）
窓	アルミ樹脂複合サッシ LowE複層ガラス（アルゴンガス入り）
換気システム	24時間換気システム 第1種換気システム
外壁	サイディング タイル
天井高	大空間設計　2.4m~2.6m 最大3.6m
床材	シートフローリング RMガード（リアルマルチガード）
屋根	ケイミュー「コロニアルグラッサ」
玄関ドア	高断熱ストライプミドルドア
トイレ	パナソニック「アラウーノS160」 LIXIL「ベーシアハーモLタイプ」 TOTO「GG-J1」
キッチン	LIXIL「AS」 トクラス「Bb」 タカラスタンダード「オフェリア」「グランディア」 クリナップ「ステディア」 Panasonic「ラクシーナ」 TOTO「ミッテ」
お風呂	パナソニック「オフローラ」 タカラスタンダード「リラクシア」 LIXIL「リデア」 TOTO「サザナ」
洗面台	パナソニック「シーライン」 タカラスタンダード「エリシオ」 LIXIL「MV」 TOTO「オクターブ」

それではそれぞれの仕様について、詳細を下記で解説していきます。

キッチンの標準仕様

ミサワホームのキッチンは標準仕様として、次の6つのメーカーから選択ができます。

高さは、800㎜・850㎜・900㎜から選べます。

	LIXIL 「AS」	トクラス 「Bb」	タカラスタンダード 「グランディア」	クリナップ 「ステディア」	Panasonic 「ラクシーナ」
ワークトップ	人造大理石 セラミックトップ	人造大理石 （テノールカウンター）	人造大理石	人造大理石	人造大理石
シンク	ステンレス	人造大理石	人造大理石	ステンレス	人造大理石
キッチン扉	取っ手：10種類		カラー:14色 取っ手：2種類	カラー：13色 取っ手：3種類	カラー:8色 取っ手：3種類
食洗器	浅型	浅型	浅型	浅型	深型

LIXIL 「AS」

LIXILのASは「シエラS」のホームビルダー仕様のもので、飽きのこないシンプルさを追求したデザインです。

扉のデザインやカラーは、多くの種類から選択できます。

取手・水栓、加熱機器などにも、カラーが選べるパーツがあります。

収納は3つのパターンから、選択が可能です。

シンク下とコンロの下には、うち引き出しがあり使い勝手が非常に良いですね。

ハンズフリー水栓は、節水効果にすぐれていますよ。

トクラス「Bｂ」

トクラスのBbは、自社生産している上質な人造大理石カウンターとスタイリッシュなデザインが人気です。

シンクは、大きくて使いやすい仕様となっています。

奥までシンクにした場合は水切りカゴとサポートプレートを重ねて使うことができますよ。

パナソニック「ラクシーナ」

パナソニック「ラクシーナ」は、コンロを横並びに3つ並べておくスタイルで、調理もスムーズに進みます。

収納は奥行きだけでなく高さも考えており、スペースを有効活用しています。

換気扇ファン部分が高速回転し油を吹き飛ばして汚れを寄せつけないので、ファンのお掃除が10年間不要です。

タカラスタンダード「グランディア」

タカラスタンダード「グランディア」は扉・キャビネットもすべてホーローでできているので、いくら汚してもさっと水拭きできれいになります。

素材がホーローでできているので、マグネットも貼ることができるのです。

収納については仕切りを自由に変えられるので、すっきり片づける事ができます。

タカラスタンダード「オフェリア」

タカラスタンダード「オフェリア」は、天然素材の風合いを生かしたスタイリッシュなデザインです。

シンク周りには濡れたものを一時的にすぐ置くことができるスペースもあり、便利です。

家電に欠かせない電源コンセントを、設置することができます。

TOTO「ミッテ」ミッテ

TOTO「ミッテ」は、水回りに強いTOTOならではの水ほうき水栓が特徴です。

幅が広いシャワーを使うことで、効率よく節水も考えて作業することができます。

収納は使いやすさにこだわっており、使用頻度が高いものは上段にまとめて収納可能です。

トイレの標準仕様

ミサワホームのトイレの標準仕様は、パナソニック・LIXIL・TOTOから選べます。

パナソニック「アラウーノS160」

パナソニック「アラウーノ」シリーズは、おそうじラクラク機能が特徴です。

おそうじラクラク機能には、以下の3つの代表的な種類があります。

パワフル水流

パワフル水流は、トイレの流す水流をコントロールし勢いよくグルグル水が回りながら流れます。

グルグル回りながら流れることにより、少ない水量でも高い洗浄力があります。

激落ちバブル

激落ちバブルは便器が洗浄された後、市販の台所洗剤を使用し細かい泡を便器内に作ります。

トイレの水を流した後はパワフル水流により汚れを落とし、そのあとに泡洗剤によりさらに便器内をしっかり清掃します。

スキマレス設計

便器の形状はつなぎ目の隙間が少ないタイプで、汚れがたまる余地がありません。

また便器のフチ裏もなく全体的に凹凸の少ない形状で、おそうじも楽に・短時間にすることができます。

LIXIL「ベーシアハーモLタイプ」

LIXIL「ベーシアハーモLタイプ」の特徴は、汚れを防ぐ機能として便器内にみずを吹きかけ汚れをつきにくくする機能があります。

水を流した時は強力な水流が便器内を流れることにより、汚れを洗い流します。

便器のフチは裏がないフチレスになっていて、汚れも隠れることなくおそうじもさっと拭くだけで終わります。

TOTO「GG-J1」

TOTO「GG-J1」は、清掃面に特化しています。

便器形状は凹凸もなく・ウラフチがない形状で、おそうじが簡単にできます。

便器表面もコーティングが施され、汚れが付きにくくなっています。

ウォシュレットは使用前後にノズルを洗浄し、使用後にはノズルの外側も自動で洗浄します。

洗面台の標準仕様

ミサワホームの洗面台の標準仕様は、パナソニック・タカラスタンダード・LIXIL・TOTOから選べます。

パナソニック「シーライン」

パナソニック「シーライン」は衛生的に特化しており、水栓レバー・カウンターは抗菌加工材が選べます。

デザインはお掃除がしやすく、スタイリッシュになっています。

また縦型の2本のツインライトを採用した照明が顔全体を照らし、明るくて背の高さに関係なく子供も使いやすいです。

タカラスタンダード「エリシオ」

タカラスタンダード「エリシオ」は、カウンターに段差を設けて濡れたものとそうでないものを区別できます。

カウンター部分はつなぎ目のないタイプで、拭き掃除も簡単で手間がかかりません。

LIXIL「MV」

LIXIL「MV」のキャビネットは、扉と引き出しのタイプ・扉で開閉タイプ・すべてが引き出しタイプの３つの中から選べます。

ミラーキャビネットの内側にも収納があり、収納能力に優れています。

TOTO「オクターブ」

TOTO「オクターブ」はタッチレスお掃除ラクラク水栓・タッチレス照明が便利です。

スイッチに触れずに操作ができるので、とても衛生的です。

ミラーの下にはちょい置きカウンターがあり、効率的にお出かけ等の準備ができます。

ボタン1つで、除菌水も使用できます。

お風呂の標準仕様

ミサワホームのお風呂の標準仕様も、パナソニック・タカラスタンダード・LIXIL・TOTOから選べます。

パナソニック「オフローラ」

パナソニック「オフローラ」の特徴はお風呂の床の隅に目地がないので、お掃除が簡単にできることです。

お風呂の床の隅はどうしても汚れがたまりやすく、カビが生えやすいところです。

パナソニック「オフローラ」は隅の床材を壁方向に立ち上げ、段差をなくして汚れがたまりにくくしています。

また排水口も一体型で、汚れが排水口周辺にたまりにくいです。

浴槽は有機ガラス系のスゴピカ素材をもちいており、なめらかな表面で汚れにくくきれいが長持ちします。

浴槽素材にはっ水・はつ油成分を配合しており、水をはじきやすく水垢が残りずらいです。

タカラスタンダード「リラクシア」

タカラスタンダード「リラクシア」の浴槽は、高断熱浴槽になっています。

4時間が経過しても温度低下はわずか2.5℃以内で、追い炊きの回数が減ることにより家計にも優しい浴槽です。

浴室の架台はフレーム構造になっており、震度6強相当にも対応しています。

排水口には大きな取っ手の髪の毛キャッチがあり、手軽にお掃除できます。

LIXIL「リデア」

LIXIL「リデア」は、以前の「アライズ」です。

リデアは、バスタブ派・シャワー派・どちらも派の中から、入浴スタイルに合わせたおふろが選べます。

タイプ	特徴
バスタブ派	浴槽へのエスコートバーや好きな位置で仮おき出来るシャワーフック
シャワー派	身体を包むボディハグシャワー
どちらも派	収納場所をマグネットで自由に変えられる棚や取り外し可能な丸洗いカウンター

その他の機能としては、渦の力で髪の毛をまとめる排水口、入浴前の換気乾燥暖房機

TOTO「サザナ」

TOTO「サザナ」は浴槽に入り頭をあてる部分から背中にかけて滑らかなカーブを描いており、身体全体を包み込みゆったり浴槽に浸かることができます。

シャワーは支柱がアーチ形を描いている手すりにもなり、かつシャワーヘッドの高さ・角度を自由に変えられます。

床は柔らかいクッション層があるので膝をついても痛くなく、断熱効果もあるので冬でも冷たさを感じにくいです。

床材の標準仕様

ミサワホームの標準仕様の床材は、ミサワホームオリジナルのRMガード（リアルマルチガード）と呼ばれるシートフローリングです。

床材は主に、以下の４つのタイプに分けられます。

ミサワホームの床材はコストを抑えていますが、しっかりコーティングされていますので、メンテナンスも簡単です。

通常使用では問題ありませんが、重めの重量物はマットを敷いて使用するのがおすすめです。

玄関の標準仕様

ミサワホームの玄関は、高断熱ストライプミドルドアです。

高断熱ストライプミドルドアは、両開きと片開きタイプがあります。

ほとんどの人が気密性を考えて、片開きドアを選択します。

玄関ドアは、ミサワホームの断熱・気密に優れた家作りを考えた場合に重要です。

外壁の標準仕様

ミサワホームの外壁は、以下の２つから選べます。

標準仕様は商品により変わりますが、多くの商品ではサイディングが標準仕様となっています。

外壁のメンテナンスは10年を目安に行い、定期的にメンテナンスを行うことで劣化の進行を抑えることが可能です。

ミサワホームは保証書も発行され、工事後のメンテナンスも充実した体制でミサワリフォームがサポートしてくれるのです。

サイディング

ミサワホームでは、窯業系サイディングの外壁を「クラスティング」や「グランフォルテ」と呼ばれています。

サイディングの外壁は、デザインが豊富にあり、耐火性にも優れているため多くのハウスメーカーで標準仕様として採用されています。

ミサワホームで採用されているサイディングは、重厚感のあるデザインになっていますよ。

ただし、将来的には塗り替えやシーリング交換の必要性があるため、10年～15年ごとにメンテナンス費用がかかることも頭に入れておきましょう。

タイル

ミサワホームではタイル外壁を選択することも可能です。

スマートスタイルでは、タイルの外壁が標準仕様です。

デザインも豊富にあり、張り分けも可能ですよ。

タイル外壁の大きなメリットは重厚感とメンテナンス性が低いこと。耐久性は約60年です。

屋根の標準仕様

ミサワホームの屋根は、ケイミューの「コロニアルグラッサ」です。

繊維素材にセメントを混ぜて、板状にした屋根部材です。

ケイミューの「コロニアルグラッサ」は、どのような感じのスタイルにも合う横一文字葺きです。

カラーバリエーションも16色と豊富で、お好みのスタイルが見つかるはずです。

標準仕様のコロニアルグラッサはコスト面では優れていますが、定期的なメンテナンス費・強度を考慮して、屋根瓦を選択することも可能です。

天井高の標準仕様

ミサワホームの天井高は、大空間設計の2.4m〜3.5mです。

大空間設計はミサワホームの特徴である木質パネル接着工法で実現し、構造強度的にも優れています。

ミサワホームで有名な天井高1.4m以下の「蔵」は、木質パネル接着工法により在来工法より強度を保ったまま「蔵」の設置が可能になります。

天井高が高く取れたり、蔵のようなスキップフロアを作れるのは、構造躯体が強いことの証明ですし、複雑な土地や都心部の狭い土地でも対応できる”設計対応力の強さ”を表しています。

構造・工法の標準仕様

ミサワホームの構造・工法は、木質パネル接着工法と木造軸組工法です。

木質パネル接着工法

木質パネル接着工法は、強度が高い工法です。

パネル同士を面で接着することにより力を一点で受けず、面で分散して受ける事で高い強度を実現しています。

このパネルを使用しての組み立て方も飛行機と同じモノコック構造で加重を分散させ、生じるひずみを抑えています。

南極の昭和基地の建物にも使われている工法ですよ。

最低気温－45度、風速60mという厳しい気候にも耐えられる強い構造であることの証明ですね。

木造軸組工法

日本の伝統的な工法である木造軸組工法に、ミサワホームの独自の新しいテクノロジーを採用しています。

構造材は高品質の構造用集成材を使用し、MJメタルジョイントの接合金物でしっかり接合しています。

ミサワホームの耐震木造住宅のMJ Woodでは、大開口・大空間・高耐震を両立する「MJ開口フレーム」により開放感にあふれた家を実現できます。

ミサワホームの耐震性の強さは、実物大の住宅実験で実証ずみです。

基礎の標準仕様

ミサワホームの基礎の仕様は、連続布基礎です。

ミサワホームの連続布基礎は、建物と基礎部分・地盤のバランスをよく考えて作られています。

在来工法の木造軸組み工法の場合は、荷重が点で基礎部分にかかります。

連続布基礎の場合は木質パネル接着工法のモノコック構造により、荷重がバランスよくかかり地盤に分散されます。

また敷地ごとの地盤調査の結果を受けて、連続布基礎の中でも1棟1棟の基礎設計を実施しているので安心です。

耐震等級の標準仕様

ミサワホームの耐震等級は、世界最高基準の耐震性能です。

ミサワホームは木質パネル接着工法の実大建物振動実験を通して、世界最高基準の耐震性能を確認しています。

実大建物振動実験では、阪神・淡路大震災以上の地震でも構造強度に損傷はなく、壁の1部のクロスにシワができた程度でした。

ミサワホームの住宅は、創立以来地震による倒壊がゼロなのも納得です。

断熱材の標準仕様

ミサワホームの断熱材は、高断熱住宅を考慮した断熱材です。

標準仕様の断熱材の厚みは、

ミサワホームは、高精度の木質パネル・高性能ガラスが標準仕様です。

木質パネルには工場にて、断熱材のグラスウールが充填されます。

パネル内は木材で仕切りがされているため、偏りなどのずれる心配がありません。

1階の断熱には工場においてムラなく断熱材を充填して、接合部分をしっかり接合することにより気密性をさらに高めています。

窓の標準仕様

ミサワホームの窓はの標準仕様は、以下の通りです。

AZサッシはLIXILとミサワホームが共同開発した商品で、2016年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

AZサッシの主な特徴は、以下の２つ

• 樹脂サッシと同等レベルの断熱性を誇る
• フレームのスリムで、採光性・デザイン性が高い

内観・外観のサッシの色も豊富にありますよ。

換気システムの標準仕様

ミサワホームの換気システムの標準仕様は「第一種換気システム」です。

第1種換気システムとは給排気を機械で行うシステムのこと。

熱交換器を使用することで室内の快適温度を保つことができます。

また、ミサワホームのように気密性の高い家は冷暖房効率が高い反面、汚れた空気も溜まってしまいがちなため、シックハウスやアレルギー対策として24時間換気システム 「フロアセントラル換気システム」 が標準仕様で採用されます。

いつでもキレイで快適な空気の家で過ごすことができますよ。

まとめ

この記事では、ミサワホームの標準仕様・標準装備について解説しました。

ミサワホームの強みは、

ただし価格帯は高めですので、ハウスメーカー選びで後悔しないためには、他のハウスメーカーとしっかり比較することが大切です。