全館空調はやめたほうがいい?後悔しないためにメリットデメリットを紹介

全館空調はやめたほうがいい?
  • 全館空調はやめたほうがいい?
  • 全館空調のデメリットは?
  • 全館空調はどんな人におすすめ?
  • 全館空調が得意のハウスメーカーは?

全館空調とは、居室だけでなくトイレや廊下など家全体を冷暖房したり、24時間換気を行うシステムのこと。

せっかく家を建てるんだから、「少しでも快適に過ごしたい」と空調システムや換気システムに悩む家庭も多いですよね。

しかし、「全館空調はやめたほうがいい」「つけて後悔した」なんてデメリットの口コミも多いのが現実です。

この記事では、全館空調のメリットデメリットを解説しながら、全館空調をやめたほうがいい人を解説します。

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目次

全館空調はやめたほうがいいと言われる理由!デメリット8つ

全館空調はやめたほうがいいと言われる理由は、以下の通りです。

  • 初期費用が高い
  • 電気代が高い
  • メンテナンス費用がかかる
  • 将来、入れ替え費用がかかる
  • 故障すると、家中の冷暖房が止まる
  • 乾燥する
  • 部屋ごとの温度設定が難しい
  • 急な温度調整が難しい
  • 音がうるさい

初期費用が高い

全館空調をやめたほうがいいと言われるデメリットの一つは『初期費用が高い』 ことです。

どのハウスメーカーでも全館空調の導入価格は約150~300万円。

住宅ローンでの月々の支払いが月3,000〜6,000円程度高くなる計算になります。(※固定金利1%・35年・ボーナス返済なしの場合)

各部屋にエアコンや暖房を設置した場合でも、100万円あれば十分ですから、大きなデメリットと言えるでしょう。

ただでさえ家の値段は上がってきているので、全館空調を本当はつけたくても、諦めざるを得ない場合もありますね。

電気代が高い

基本的に全館空調は24時間つけっぱなしにしておきます。そのため電気代が高くなる傾向があります。

各部屋に冷暖房を設置した場合、使わない部屋は切る事が出来ますが、全館空調はそれが出来ません。

一般的には、夏場は15,000円前後。冬場は2万円前後の家が多いです。

エアコンに比べ、月々5,000円ほど高くなると考えておきましょう

全館空調の電気代は家の広さや断熱性・気候等にもよりますので、各ハウスメーカーで必ず確認してくださいね。

メンテナンス費用がかかる

全館空調は、メンテナンス費用も必要です。

  • 定期点検・・・約2万~5万円/年
  • フィルター代・・・約1万円/年

全館空調は年に1回程度、専門業者に依頼してメンテナンスをする必要があります。

毎年必要になってくるため、10年間で30~50万円。

一方、エアコンの場合は、個人で掃除をすることが可能ですし、業者にエアコンクリーリングをお願いした場合でも1台1万円程度。

2年に1回の頻度でエアコンクリーニングをお願いした場合は、エアコン3台であれば10年で15万円程度でしょう。メンテナンス費用も全館空調の方が高いですね。

将来、入れ換え費用がかかる

全館空調の寿命は10年~15年程度と言われています。

新しい全館空調の設備に入れ替えると、また初期費用と同じように200万程度の大金がかかります。

もちろん15年も経つと、もう少し安くなっているかもしれませんが…覚悟しておく必要がありますよ。

故障や停電すると家中の冷暖房が止まる

全館空調は故障した場合、家中の冷暖房が止まります。

万が一、業者が休みの時に故障した場合、しばらく冷暖房無しで過ごさないといけません。

真夏や真冬に故障した場合を考えると、ぞっとしますね…。

ただし、最近の全館空調は室外機が2台になり、1台が故障してももう一台の方で稼働するものもありますので、確認しておきましょう。

また、停電時は全館空調だけでなくすべての電化製品が止まります。

停電は故障するよりも起こる可能性が高いのですので、家に蓄電池などを導入して災害に備えておくなどの対策もしておくといいですね。

乾燥する

全館空調の家は室内が乾燥しがちです。

部屋が乾燥していると、以下のリスクをもたらします。

  • 風邪をひきやすくなる
  • 肌や髪のトラブルが起きやすくなる
  • 静電気が起きやすくなる
  • 火災が発生しやすくなる

そのため、大容量の加湿器を設置する必要があります。

ただし最近では、加湿・調湿機能を持つ全館空調も増えてきていますので、ぜひ確認してみてくださいね。

部屋ごとの温度設定が難しい

全館空調システムは、家中がどこでも同じ温度になるようにしているため、部屋ごとに設定温度を変えるということができないことが多いです。

例えば、家族の中でも暑がりの人と寒がりの人がいる場合は、お互いの丁度いい温度が難しいので、注意が必要です。

ただし、全館空調のメーカーによっては、各部屋ごとに温度設定ができるものもあります。

急な温度調整が難しい・融通が効かない

全館空調は、エアコンのようにすぐに部屋を涼しくしたり、暖かくしたりということが難しいです。

例えば、普段であれば丁度いい室温であっても、人が集まったり、入浴後などは暑く感じる時もありますよね?

その場合、急劇に温度を下げることは出来ません。

また季節の変わり目などで暑い日が続いている中、急に涼しい日が出てきた場合でも、また夏日に戻りそうな時は全館空調を常時運転させておく必要があります。

ただし、最近の全館空調は、起床時間と帰宅時間、夜間などに温度変更を設定できるものや、人感センサーがついていて人の活動時は強めに稼働し、人の動きがない時間帯は弱めに運転するなどの機能を持ったものもあります。

音がうるさい

全館空調は換気音や稼働音がうるさいというデメリットもあります。

もちろんメーカーや使用方法にもよりますが・・。

住宅展示場やモデルルームで静かな条件で体感してみましょう。

全館空調のメリット

玄関の吹き抜けが寒かった

デメリットもある一方で、全館空調には「つけて良かった!」と思える大きなメリットがあります。

  • 家中が快適な温度で保てる
  • 間取りの自由度が高くなる
  • 家の中の空気がきれい

家中が快適な温度で保てる

全館空調は、家中が快適な温度で保てるのが最大のメリットです。

  • 寒い日の朝、布団から出るのが辛くない
  • トイレや洗面所、廊下も快適だから、部屋の移動にストレスを感じない
  • 冬でも裸足や薄めの服で過ごせる
  • 年配の方と住んでいる場合などヒートショックの心配がない
  • 天井から床まで温度差がなく、子供やペットも家中を動き回れる

家のどこにいても暑くない・寒くないというのは、想像以上に快適です。

動くのが億劫ではないので活動的になりますし、機嫌よく過ごせますよ。

間取りの自由度が高くなる

全館空調であれば、吹き抜けやリビング階段、大きめのリビングなど開放感のある間取りでも空調が効かないという事がなく、間取りの自由度が上がります。

  • エアコンを効かせるためにドアを閉める必要がなく開放的
  • 部屋にエアコンや暖房器具がないので、見た目がスッキリ!壁も自由に使える
  • 室外機も2台だけのものが多く、外から見た外観もスッキリ

ドアを開けっぱなしにしていてもいいし、不要なドアは付けなくてもいいですね。

家の中の空気がきれい

全館空調システムは、家中を一定の温度に保つだけでなく、優れた換気システムも合わせたシステムになっていることが多いです。

通常家にも24時間換気システムが備えられていますが、全館空調の場合はさらに高性能なフィルターを搭載した換気システムのものが多くあります。

  • 花粉や黄砂
  • PM2.5などの有害物質

の侵入を防いでくれます。

全館空調で後悔しないための注意点

ここでは、全館空調で後悔しないための注意点を2つ紹介します。

  • 高気密・高断熱の家にする
  • 実績のあるハウスメーカーに依頼する

高断熱・高気密の家にする

全館空調を導入する場合は必ず、高気密・高断熱の家にしましょう。

冷暖房効率は、家の気密性断熱性によって変わります。

  • 断熱性が低いと、快適な温度の維持するために多くのエネルギーが必要になり、電気代が高くなる
  • 気密性が低いと、快適な室内に外から冷気や暖気が入ってくる
  • 結露やカビが発生しやすくなる

せっかくの全館空調の能力を発揮できる家にしておくことが大切です。

実績のあるハウスメーカーに依頼する

全館空調は、全館空調の実績のあるハウスメーカーに依頼するようにしましょう。

全館空調は空気の入口と出口、温度や湿度調整など考えなければいけないことがたくさんありますので、実績が豊富な会社にお願いした方が無難です。

「出来る」と「得意である」は全く違いますからね。

また、定期的なメンテナンスも必要なため、アフターサービスが充実した会社を選ぶことが大切です。

全館空調をやめたほうがいい人とは?

全館空調を採用するかしないかで、ハウスメーカー選び・家にかかる費用や間取りも変わってくるので、悩ましいですよね。

ここでは、全館空調をやめた方ほうがいい人を紹介します。

  • 夫婦などで体感温度に違いがある人
  • 使ってない部屋が多い人

全館空調は急に温度を上げたり下げたりが苦手なため、体感温度に差がある家庭はどちらかが不満を持つ可能性が高いため、採用をやめたほうがいいですね。

また、日中誰もいない時間が長い場合や使っていない部屋が多い人は「もったいない」と感じてしまうケースもあるので、やめたほうがいいでしょう。

全館空調が得意なハウスメーカー

全館空調を得意としているハウスメーカーは以下の通りです。

  • 三井ホーム「スマートブリーズ」
  • 三菱地所ホーム「エアロテック」
  • セキスイハイム「快適エアリー」
  • パナソニックホームズ「エアロハス」
  • 一条工務店「さらぽか空調」
  • 桧家住宅「Z空調」
ハウスメーカー初期費用加湿機能断熱・気密性保証
三井ホーム150~200万UA値 0.4110年
三菱地所ホーム標準仕様 UA値 0.4310年
セキスイハイム60万~150万 UA値 0.46 10年
パナソニックホームズ200万 UA値 0.62年
一条工務店1.5万円/坪 UA値 0.25 2年
桧家住宅110万~ UA値 0.8 10年

ハウスメーカーにより、温度設定が「部屋ごと」「フロアごと」であったり、メンテナンスの頻度や費用も変わってきますので、ぜひ確認してみてください。

全館空調のハウスメーカーカタログ

全館空調に力をいれているハウスメーカーはカタログでも仕組みや機能を詳しく解説していますので、「じっくりと理解する」「比較する」のにとても便利です。

ぜひしっかりと比較し納得した上で、全館空調を取り入れるようにしましょうね。

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全館空調のよくある質問

全館空調を導入する際は、以下の4つの質問をおさえておきましょう。

全館空調はカビが生えやすいの?

全館空調だからカビが生えやすいことはありません。

カビの原因は、全館空調に限らず、エアコン内部や配管・ダクト内の結露です。

カビ対策としては、

  • 全館空調を「つけっぱなし」にする
  • 定期的なダクト清掃

常に稼働させておくことで、結露や湿気がこもることを防げます。

寿命はどのくらい?

全館空調の寿命は約10年~15年です。

その後、入れ替え費用が必要になってくる事が多いので、確認しておきましょう。

後付けは出来るの?

ハウスメーカーによりますが、全館空調の後付けは難しいでしょう。

かなり大掛かりなリフォームになってくるので、あまり現実的ではありません。

音がうるさい?

全館空調の空調室に近い部屋では機械音がうるさく感じる人もいます

ただし感じ方は人それぞれですので、実際の音は、各ハウスメーカーで体感してみてください。

空調室の近くに寝室や書斎を置かないなど対策をとる事も可能です。

全館空調についてまとめ

この記事では全館空調について解説しました。

家中が一定温度で保たれて快適な全館空調ですが、きちんと選び方や費用を理解していないと、導入後の満足感も下がってしまいます。

以下の特徴に当てはまる人は全館空調をおすすめしません。

全館空調をやめたほうがいい人の特徴
  • 夫婦などで体感温度に違いがある人
  • 使ってない部屋が多い人

また、以下の点に注意し、満足のいくハウスメーカー選び・全館空調の導入をしてくださいね。

  • 高気密・高断熱の家にする
  • 実績のあるハウスメーカーに依頼する

ハウスメーカー選びで後悔しないためには?

ハウスメーカーにはそれぞれ特徴があり、出来ること出来ない事・得意不得意があります。

  • 開放感のある間取りにしたかったのに、間取りの制約が多いハウスメーカーにしてしまった…
  • オプション費用が高額で、予定より予算オーバーで色々諦めるしかない…

このようにハウスメーカー選びで後悔しないためには、以下の手順で進めていきましょう。

  1. 実現したい暮らしをイメージする
  2. 複数社でプランを比較する
  3. 気になるハウスメーカーを絞り、実物を見る

①実現したい暮らしをイメージする

  • 家事動線の家がいい
  • リビングに庭が見える大きな窓が欲しい
  • 耐震などは絶対安心できる家がいい

建てた家でこれからどんな暮らしをしたいのかを家族で話合ってみましょう。

そこで役立つのが、ハウスメーカーのカタログです。

カタログ請求

ハウスメーカーのカタログは、自分達の得意とする工法、デザインや間取りを多く載せているので、どんな暮らしをしたいかをイメージできると同時に好みの住宅会社を見つけることもできます

「こんな家いいな」「このキッチン素敵だな」「このリビングの雰囲気好きだな」あなたがいいと感じた部分に付箋を貼ったり、切り抜いてまとめておくと、家族や設計士さんにイメージを伝える時にもとても役立ちますよ。

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②複数社でプランを比較する

家づくりの要望が決まったら、 必ず複数社にプランを出してもらい比較して決めましょう。

ハウスメーカーにもそれぞれ特徴があり、 出来ること出来ない事・得意不得意があります。

同じ要望を伝えても、出てくるプランは全く違います。

  • 出来る・できない
  • 価格
  • 間取りや提案力
  • 保証内容

比較して、あなたの希望に一番合うハウスメーカーを決めていきましょう。

タウンライフ家づくり」を使うと、あなたの要望に合う住宅会社をピックアップして、間取りプランの提案・概算見積もりの作成を無料で依頼することができます。

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住宅展示場へ行かなくても、家にいながらハウスメーカーやプランの比較・検討ができますのでぜひ利用してみてくださいね♪

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③気になるハウスメーカーを絞り、実物を見る

ハウスメーカーカタログや間取りプランを見ながら、気になるハウスメーカーが数社に絞れたら、実際に完成宅見学会や住宅展示場で実物を見てみましょう。

自分の希望と同じくらいの大きさの家を実際に見ることで、イメージと本当に合っているか確認できます。

  • 広さや雰囲気
  • 音やニオイの伝わり方
  • 暑さ・寒さ

カタログや資料ではわからない部分もあるので、実際に体感して、納得してからハウスメーカーを決めることで理想のハウスメーカーが見つかりますよ。

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