大開口窓で後悔!?知っておくべきデメリットと気をつけるポイント

大開口窓で後悔

大開口窓は、開放感のある家づくりを実現するために人気の仕様の1つ。

太陽の光がたっぷり入るリビングで、のんびりと外の景色やお気に入りの庭を眺めることができます。

しかし、実際に大開口窓を採用した人の中には「部屋が寒い」「外からの視線が気になる」と後悔している人がいるのも事実です。

リビングは家族が長い時間を過ごす場所なので、どの部屋よりも後悔ポイントを少なくしたいですよね。

そこでこの記事では、実際に大開口窓を採用したユーザーのリアルな口コミとともに大開口窓についてまとめました。

  • 大開口窓でよくある後悔・失敗例(デメリット)
  • 大開口窓のメリット
  • 大開口窓で後悔しないためのポイント
  • 大開口窓が得意なハウスメーカー

ぜひ最後まで読んで、後悔のない家づくりにしてくださいね。

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目次

大開口窓でよくある後悔・失敗例(デメリット)

大開口窓について、以下のような後悔や失敗例がよくみられます。

  • 断熱性が弱くなり、暑い・寒い
  • 費用が高い
  • 外からの視線が気になる
  • 台風などのリスクや防犯面が不安
  • 収納が減る
  • 窓が重たく、開閉が大変
  • カーテン費用も高くなる
  • 掃除が大変

それぞれ口コミとともに紹介していきますね。

断熱性が弱くなり、暑い・寒い

大開口窓にすることで通常の窓と比べて家の断熱性能が下がり、夏は暑く、冬は寒く感じやすくなるでしょう。

家は壁や屋根、床下に入っている断熱材のおかげで、屋内と屋外での熱の出入りが小さくなります。

ところが窓やドアなどの開口部には断熱材が入れられないので、壁などと比べると熱がとおりやすいです。

住宅全体うち夏は74%、冬は50%の熱気や冷気が開口部から出入りすると言われているので、断熱性を気にする人にとって、窓はとっても重要!

大開口窓を採用した場合、エアコンによりある程度は快適に過ごせますが、電気代アップは避けられません。

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  • 既存住宅における内窓の設置
  • 既存住宅における外窓交換
  • 既存住宅における外窓のガラス交換

かなりお得に断熱性の高い窓に交換できるチャンスですので、ぜひ検討してみてください。

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費用が高い

大開口窓はガラスやサッシが通常よりサイズアップします。

さらに、窓メーカーの標準ラインナップではなく特寸と呼ばれるサイズなので、価格が高いです。

外壁面積が減る分、外壁材のコストは削減できますが、それでも窓1つあたりの価格は数万円上がるでしょう。

「リビングだけ」採用するなど、数を絞ることをおすすめします。

外からの視線が気になる

大開口窓を導入することで、外から室内がよく見えるようになります。

プライバシーが守りにくくなり、不安になる人もいるでしょう。

せっかくの大開口窓にもかかわらず、カーテンを閉めっぱなしということになりかねません。

外から見えにくいタイプのガラスもありますが、夕方や天気が悪い日はどうしても効果が小さく、家の中が見えてしまいます。

家のすぐ外が道路であったり、隣の庭や窓に面している場合は注意してください。

台風などのリスクや防犯面が不安

窓は外壁よりも強度が弱いので、台風などで物が飛来した際に割れるリスクがあります。

また、外から見える範囲が広いので、在宅かどうかがわかりやすく、防犯上のリスクが上がります。

フェンスなどを設置し、飛来物による破損対策や防犯対策をしましょう。

台風などの自然災害で窓が割れた場合は、火災保険で補償されますので、必ず加入するようにしましょう。

収納が減る

大開口窓にすると部屋の壁面積が小さくなるので、ソファなどの家具や収納ラックや本棚などを配置するスペースが減ります。

収納が足りないことでモノが散らかり、せっかくの開放感が台無しになりかねません。

収納のためのスペースが十分にない場合や、他の部屋に収納を設けにくい場合は慎重に検討しましょう。

窓が重たく、開閉が大変

窓が大きい分だけ重さが増すので、開け閉めが大変です。

とくに、断熱性の高い大開口窓の場合、開け始めはとても重く、両手で持って力を入れないと動きません。

空気の入れ替えを頻繁にしたい場合や高齢者が使う場合は、この点を考慮して検討しましょう。

カーテン費用も高くなる

大開口窓ともなれば、家具量販店やカーテンメーカーの既製サイズでは合わない可能性が高いです。

また、窓が大きいと既製品の廉価なカーテンでは安っぽさが気になるかもしれません。

その場合はオーダーメイドでの注文になるので、費用が高くなります。

標準サイズの既製品カーテンの相場が2千円〜7千円であるのに対し、大開口窓に合うオーダーメイドのカーテンの相場は1万円〜20万円です。

レースカーテンとドレープカーテンの両方をつける場合は、倍の価格になります。

大開口窓以外は既製品のカーテンにするなど、予算にあったカーテン選びをしましょう。

掃除が大変

窓はホコリや汚れがつきやすい場所であり、拭き跡が室内から目立つので掃除にもコツがいります。

大開口窓は窓ガラスやサッシが大きいので、通常の窓よりも掃除が大変です。

天井高の窓であれば、上の方は道具がないと届きません。

また、窓ガラスが大きいと汚れも目に入りやすくなるので、掃除の機会も増えるでしょう。

大開口窓のメリット

大開口窓のメリットには次のようなものがあります。

  • 開放的である
  • 採光が取りやすい
  • デザイン性が高い
  • 家の外とのつながりが出来る
  • 大型家電や家具の搬入がしやすい

それぞれ口コミとともに紹介していきますね。

開放的である

標準サイズの窓と比べると、窓が大きい方が外の景色が見えるので開放感があります。

視線が外に突き抜けることで、まるで屋外にいるかのように感じられるでしょう。

あたたかい季節の晴れた日に、お気に入りのお庭を眺めながら過ごすのは格別ですよ。

採光が取りやすい

大開口窓にすると太陽の光を室内に採り込みやすくなります。

晴れた日は照明をつけなくても十分に明るいので、自然光で気持ちよく過ごせるでしょう。

とくに平屋は床面積が大きいので、採光が不足しがちです。

間取りによりますが、大開口窓を採用することで、建物の中央部にまで光が届きやすくなります。

デザイン性が高い

大開口窓は、見た目にも美しいデザイン性を持っています。

通常の窓よりも大きな窓面積を持つことで、建物内外の一体感を演出し、スッキリとした印象を与えるでしょう。

窓枠や柱が少なく、モダンでスタイリッシュな家の外観を実現できます。

家の外とのつながりが出来る

大開口窓にすることで、室内と屋外がつながったような空間になります。

最近のトレンドの間取りでもありますね。

吐き出し窓の足元部分をフラットにしたり、天井高の窓にしたりすると、まるで外の軒天やテラスにまで部屋が広がったように感じられるでしょう。

大型家電や家具の搬入がしやすい

大型の家具や家電製品は、通常の窓からの搬入が難しいことがあります。

搬入物や窓枠を傷つけることにもなりかねません。

大開口窓は開口部の幅が広いので、大きな家電や家具でもスムーズに運び込めます。

大開口窓で後悔しないためのポイント

大開口窓を導入する際には、以下のポイントを押さえておくことで、後悔のない快適な生活を実現できます。

  • 軒を作る
  • 窓の断熱性能を上げる
  • 外構もしっかりと検討する(目隠しフェンスや植栽など)

それぞれ解説していきますね。

軒を作る

大開口窓の外側に軒(のき)を設けることをおすすめします。

軒が日差しを遮ってくれるので、部屋の開放感はそのままに、室内の温度が上がりにくくなります。

また、軒があると窓が雨に濡れなくなるので、窓掃除の機会も少なくなるでしょう。

冬の日差しを遮らないよう、日射角度を踏まえて軒の大きさを検討してください。

 窓の断熱性能を上げる

熱の出入りを小さくし快適に過ごせるよう、窓の断熱性能を上げてください。

窓の断熱性能を上げるには以下の2つの方法があります。

  • 複層ガラスにする
  • 樹脂サッシにする

複層ガラスとは2枚や3枚に重なった窓ガラスのこと。2枚のものはペアガラス、3枚のものはトリプルガラスと呼ばれます。

樹脂サッシとは樹脂でできたサッシのこと。アルミサッシよりも熱を通しにくいです。室内側をアルミ、室外側を樹脂にしたアルミ樹脂複合サッシもあります。

複層ガラス窓と樹脂サッシのいずれも窓の断熱性能が上がるので、夏は暑くなりにくく、冬は寒くなりにくくなります。

ただし、窓が重くなったり価格が上がったりする点は注意してください。

外構もしっかりと検討する

快適な住まいを実現するうえで、意外に見落としがちなのが外構です。

大開口窓は外からの視線が気になることがありますが、フェンスや植栽を置くことで解決できる場合があります。

道路や隣の家の位置を確認し、室内が見えなくなるように目隠しフェンスや大きめの植栽を置きましょう。

ただしフェンスの高さが2m以上あると、圧迫感や閉塞感が出たり、風通しや日当たりが遮られたりします。大開口窓のメリットをなくすことになるので、注意が必要です。

大開口窓が得意なハウスメーカー

出典:住友林業

大開口窓は建物の強度を弱め、耐震性を下げることになります。

耐震性の面で安心できるよう、実績のあるハウスメーカーに依頼しましょう。

大開口窓が得意なハウスメーカーは以下のとおりです。

  • 積水ハウス
  • ダイワハウス
  • 住友林業
  • ヘーベルハウス
  • トヨタホーム
  • 三井ホーム

積水ハウス・・・天井高の大開口サッシ4m×3連窓と、柱のない9m×8mの大空間リビングが実現できます。コーナー窓(部屋の角部に配置される窓)も可能。

ダイワハウス・・・最大7.1mの連続した開口部が可能(ただし間に20cm程度の柱が入ります)。窓の高さは2.68mで、コーナー窓にも対応できます。

住友林業・・・最大7.1mの連続した開口部が可能。窓の高さは2.2mでコーナー窓にも対応できます。

ヘーベルハウス・・・幅3m超の窓をラインナップから選べます。

トヨタホーム・・・鉄骨ラーメン構造により筋交いや耐力壁が必要ないので、大開口が実現できます。

三井ホーム・・・最大7.3mの連続した開口部が実現できます。

どのハウスメーカーもペアガラス・アルミ樹脂複合サッシの窓が標準です。

  • 最大開口幅
  • 窓の高さ
  • 窓と窓の間に柱は入るか
  • コーナー窓に対応できるか
  • トリプルガラスや樹脂サッシにできるか

同じハウスメーカーであっても、地域や商品・プラン・仕様等により採用できる窓が異なる場合がありますので、詳しくは各ハウスメーカーへお問い合わせください。

地震に強いハウスメーカーについて詳しく知りたい場合は、「ライフルホームズの耐震・免震・制震住宅特集」が便利です。

まとめ

大開口窓は部屋が明るく開放的に感じられる一方で、以下のような後悔ポイントがあります。

メリット
デメリット
  • 開放的である
  • 採光が取りやすい
  • デザイン性が高い
  • 家の外とのつながりが出来る
  • 大型家電や家具の搬入がしやすい
  • 断熱性が弱くなり、暑い・寒い
  • 費用が高い
  • 外からの視線が気になる
  • 台風などのリスクや防犯面が不安
  • 収納が減る
  • 窓が重たく、開閉が大変
  • カーテン費用も高くなる
  • 掃除が大変

失敗のない家づくりにするためにも、長めの軒や断熱性能の高い窓によって暑さ・寒さ対策をしたり、目隠しフェンスや外構を設けてプライバシーを確保したりすれば、開放感あふれる素敵な家を作れるでしょう。

また、耐震性の面で安心して暮らすために、大開口窓の実績の多いハウスメーカーに依頼することが重要です。

ハウスメーカー選びで後悔しないためには?

ハウスメーカーにはそれぞれ特徴があり、出来ること出来ない事・得意不得意があります。

  • 開放感のある間取りにしたかったのに、間取りの制約が多いハウスメーカーにしてしまった…
  • オプション費用が高額で、予定より予算オーバーで色々諦めるしかない…

このようにハウスメーカー選びで後悔しないためには、以下の手順で進めていきましょう。

  1. 実現したい暮らしをイメージする
  2. 複数社でプランを比較する
  3. 気になるハウスメーカーを絞り、実物を見る

①実現したい暮らしをイメージする

  • 家事動線の家がいい
  • リビングに庭が見える大きな窓が欲しい
  • 耐震などは絶対安心できる家がいい

建てた家でこれからどんな暮らしをしたいのかを家族で話合ってみましょう。

そこで役立つのが、ハウスメーカーのカタログです。

カタログ請求

ハウスメーカーのカタログは、自分達の得意とする工法、デザインや間取りを多く載せているので、どんな暮らしをしたいかをイメージできると同時に好みの住宅会社を見つけることもできます

「こんな家いいな」「このキッチン素敵だな」「このリビングの雰囲気好きだな」あなたがいいと感じた部分に付箋を貼ったり、切り抜いてまとめておくと、家族や設計士さんにイメージを伝える時にもとても役立ちますよ。

ハウスメーカーの一括資料請求サービスは、「ライフルホームズ」が使い勝手が良くておすすめ!

予算や地域、テーマ別などあなたの要望に合わせて、住宅カタログを探すことができますよ♪

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②複数社でプランを比較する

家づくりの要望が決まったら、 必ず複数社にプランを出してもらい比較して決めましょう。

ハウスメーカーにもそれぞれ特徴があり、 出来ること出来ない事・得意不得意があります。

同じ要望を伝えても、出てくるプランは全く違います。

  • 出来る・できない
  • 価格
  • 間取りや提案力
  • 保証内容

比較して、あなたの希望に一番合うハウスメーカーを決めていきましょう。

タウンライフ家づくり」を使うと、あなたの要望に合う住宅会社をピックアップして、間取りプランの提案・概算見積もりの作成を無料で依頼することができます。

一条工務店の間取り

住宅展示場へ行かなくても、家にいながらハウスメーカーやプランの比較・検討ができますのでぜひ利用してみてくださいね♪

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③気になるハウスメーカーを絞り、実物を見る

ハウスメーカーカタログや間取りプランを見ながら、気になるハウスメーカーが数社に絞れたら、実際に完成宅見学会や住宅展示場で実物を見てみましょう。

自分の希望と同じくらいの大きさの家を実際に見ることで、イメージと本当に合っているか確認できます。

  • 広さや雰囲気
  • 音やニオイの伝わり方
  • 暑さ・寒さ

カタログや資料ではわからない部分もあるので、実際に体感して、納得してからハウスメーカーを決めることで理想のハウスメーカーが見つかりますよ。

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