転勤族がマイホーム買うなら、マンションか戸建てどっちがいい?メリット・デメリットを比較してみた

転勤族だけどマイホーム買おうかなと思った時悩むのが、マンションにする?一戸建てにする?という点です。
この記事では、転勤族である私が、
- マンションと一戸建てのメリット・デメリット
- どんな人はどちらがおすすめか?
について、できるだけ分かりやすくまとめてみようと思います。
先に結論を言ってしまうと、
- 築20年以内に売却する予定 → マンション
- 単身赴任によるセキュリティーが心配 → マンション
- 子育て世帯など広さ、防音性をとるなら → 戸建て
- ずっと住み続ける予定 → 戸建て
と私は考えています。
それぞれメリット・デメリットがあるので、ぜひ自分に合う方を選んでみてください。
マンションと戸建てのメリット・デメリットの比較

では、早速マンションと戸建てのメリット・デメリットを見ていきましょう。
マンションのメリット・デメリット
マンションのメリット
マンションのメリットは、
- 駅まで徒歩圏内の物件が多い
- 防犯カメラやオートロックなどセキュリティの面で安心
- 共用部分は管理会社が掃除してくれる
- 築浅の場合は売却しやすい
- ゴミを24時間出せる物件が増えている
という点です。
最大の特徴は、立地が条件がいい所が多い点です。
交通の便がいいというのは、通勤通学時間を減らせたり、車の台数を減らすことができます。
さらに24時間ゴミを出せるという点では、雨の日でも簡単にゴミを捨てれますし、家の中にゴミを貯めておく必要がないので、すごく便利です。
マンションのデメリット
逆に、デメリットは、
- 部屋数や総面積が2~3LDK、70㎡が一般的
- 上下左右が隣接しているため、音には注意が必要
- 管理費・修繕積立費を毎月払う必要がある
- 駐車場代も別途必要である
- エレベーターの待ち時間が長い
- 収納が少ない
です。
立地がいいのと引き換えに広さはそこまで広いものはあまりありません。なので、せいぜい4人家族くらいでしょうか?
また、セキュリティー面で管理人が常駐してくれていたり、掃除をしてくれるのと引き換えに毎月管理費や修繕積立費を払い続ける必要があります。最近では、共用ライブラリーやジムなどもあるマンションも増えてきていますが、その分管理費も高くなってきています。
一般的に管理費と修繕積立費で、毎月2~3万円必要というマンションが多いです。
さらに、駐車場代も別途必要となってくるので、物件価格だけでなく、その辺もよく考慮しておく必要があります。
戸建てのメリット・デメリット
続いて、戸建てのメリットです。
戸建てのメリット
- マンションよりの広め(庭が作れる場合も)
- 収納が多い
- 音によるトラブルが少ない
- 管理費や駐車場代が必要ない
- 土地が資産になる
ガーデニングをしたり、バーベキューをしたり、ペットを飼ったり、といった事も可能です。
簡単に言うと、マンションのような規約がないので、自由度が高いということですね。
注文住宅の場合は、間取りや設備も自由にカスタマイズできます。
戸建てのデメリット
逆に、デメリットは、
- 維持や管理は自己責任である(修繕の際、まとまった金額が必要)
- セキュリティー面では、マンションに劣る
- 勧誘訪問が多い
戸建てはマンションのように管理費・修繕費は必要ありませんが、将来的に家の外壁を塗り替えたり、水回りが故障したりといったお金は必ず必要になります。外壁を塗り直すには約100万円ほどかかるとか・・
まとまった金額が必要なので、少しずつ積み立てておく必要がありますね。
また最近では、家の境に塀を作らない外構が流行っているので、自分の敷地に犬、猫がふんをしたなどといった問題もよく聞きます。
マンションと戸建てのメリット・デメリットを表にして比較
マンションと戸建てそれぞれのメリット・デメリットをわかりやすくするため、表にしてみました。
戸建て | マンション | |
広さ | 4LDKが平均 | 2~3LDKが平均 |
駅からの距離 | 郊外が一般的 | 駅近が主流 |
セキュリティ | 自分で対策 | 防犯設備が充実 |
静音性 | 上下階の騒音は制御できる | 完全な防音は難しい |
維持費 | 定期的なメンテナンスは必要 | 管理費、修繕積立金、駐車料が毎月かかる |
ペット | 自由 | 制限がある |
近所付き合い | 町内会がある地域もある | 管理組合の参加が必須なところが多い |
資産価値 | 土地の資産価値が下がりにくい | 築年数とともに低下 |
どちらも一長一短があります。それは、人によってメリットになったり・デメリットになったりするわけです。
例えば、庭。ガーデニングなどを楽しみたい方にとってはメリットかもしれませんが、虫が嫌い、メンテナンスが面倒という方には、デメリットになります。

自分は何を優先するかをしっかりと考える必要がありますね
転勤族でマイホーム買う時、検討すべきこと


これまで一般的なマンションと戸建て住宅のメリット・デメリットを紹介してきましたが、転勤族には一般の人が考えなくてもいい点も検討する必要があるので、その辺を紹介します。
将来は転勤になった場合、家はどうする?
将来転勤になった場合、単身赴任になりますか?それとも売却しますか?
単身赴任になる予定
ご主人が単身赴任になった時、奥様とお子様でセキュリティに不安はありませんか?マンションでも戸建てでも、防犯設備をしっかりと整える必要がありますね。
売却する予定
売却して、転勤に家族でついていく場合には、資産価値についても考える必要があります。
戸建て | マンション | |
土地の価値 | 残る | ほぼゼロ |
建物の価値 | 30年でほぼゼロ | 50年でほぼゼロ |
一生住む予定はないという方は、マンションの方が資産価値は高い場合が多いですね。
戸建ての場合でも、マンションの場合でも、売却予定のある方は、立地が最重要です。



売却の可能性がある場合は、有名な大手メーカーがいいです
家族みんなで住む期間ってどのくらい?
単身赴任したら、どのくらいの期間家を空けることになりますか?
地方に建てたら、子供は大学で一人暮らしを始める可能性もありますね。
家族みんなで住む期間ってどれくらいなのでしょう?広すぎて、将来持て余してしまうことのないようによく検討しましょう。



我が家は大学もなるべく自宅から通ってもらうつもりで、関東圏に家を建てることにしましたよ
家を建てる場所に関しては、こちらの記事に詳しく書いています。


まとめ
転勤族のマイホーム探しは難しいですよね。
子供3人5人家族の我が家は、
- のびのびと子育てしたい
- 子供が3人いるので、マンションでは狭い
- 転勤しても、単身赴任になってもらって、一生住む
- 使わない共用施設にお金を払いたくない
などという理由から、戸建てを購入しました。
大学にもなるべく家から通ってほしい(一人暮らし代を出せる余裕がない)ので、関東圏に購入しました。
最後にもう一度、わかりやすくまとめると、
- 築20年以内に売却する予定 → マンション
- 単身赴任によるセキュリティーが心配 → マンション
- 子育て世帯など広さ、防音性をとるなら → 戸建て
- ずっと住み続ける予定 → 戸建て
になります。
ぜひ、将来のこと、子育てのしやすさなどをよく考えた上で、納得のいく購入をしてくださいね。