新築の子供部屋の窓の位置。失敗しない大きさや高さとは?注意点を実例で紹介

たかが子供部屋。されど子供部屋。
子供部屋の窓の位置や大きさについて、深く考えずに失敗してしまう事は多くあります。
子供部屋だからこそ、
- 安全性
- 将来性
を考えつつ、大きさや高さを決めていきましょう。
この記事では、3児の母である筆者が我が家の例を挙げながら、子供部屋の窓選びについての注意点を紹介します。

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我が家の4.5畳の子供部屋の窓の位置を公開
我が家の子供部屋の大きさは4.5畳です。
>>子供3人以上の場合、子供部屋の数はどうする?|個室か間仕切りタイプか?
まずは、女の子の子供部屋をご覧ください。

間取りの関係上、1方向にしか窓をつける事ができなかったので、横に大きめの窓にして採光を考慮しました。
続いて、男の子の子供部屋です。

角部屋なので、2方向に窓が採れました。
ビンテージ系のインテリアにしましたが、日がよく入り、明るい部屋になったので満足しています。
でも、

せっかくのアクセントクロスなのに、ちょっと窓が大きすぎたかも…
といった後悔もあります。
間取り図から実物のイメージって、ちょっと湧きにくいので、注意が必要ですね。
では以下より、子供部屋の窓の注意点について解説していきます。
子供部屋の窓の大きさは大きすぎNG!デメリット5つ


子供部屋の広さは4.5畳~6畳くらいの家庭が多いですよね?
そういった小さめの個室に大きな窓をつける事は、デメリットもあるので注意しましょう。
デメリットは主に5つです。
- 家具の配置や壁の活用に制限が出る
- ガラスは熱伝導率が高いため、外気の影響を受けやすい
- 外からの防犯面が気になる
- 光が入りやすいため、家具や本などが日焼けしやすい
- 2階にある場合、窓の掃除がしにくい
1.家具の配置や壁の活用に制限が出る
窓が大きい=部屋の壁の面積が無くなります。
小さめの子供部屋に大きな窓をつけた場合、ほとんど壁が無くなる場合があるので注意しましょう。
壁がないと、
- ベッド
- 勉強机
- 本棚
などの家具の配置が難しくなります。
さらに、
- ポスターや絵
を飾る場所もなくなります。



私も子供の時、好きだった歌手のポスター貼ってたなぁ
2.外気の影響を受けやすい
窓をペアガラス、トリプルガラスにしていても、窓は熱伝導率が高いため、外気の影響を受けやすいです。
- 夏は熱気が入ってきてしまい、暑くなる
- 冬は陽当たりがイマイチであれば、冷気が入ってきて寒くなる
といった部屋になってしまいます。
特に2階建ての場合、子供部屋は2階にある事が多いですよね?
ただでさえ2階は暑くなりやすいので、断熱性能のいい家でも、光熱費や暖房器具の事を考えると大きな窓は考え物です。
3.外からの防犯面が気になる
大きな窓は見晴らしがいい反面、外からもよく見えてしまうのでプライバシーの心配があります。
特に女の子の場合、本当に心配ですよね?



娘にも、「夜電気をつける時はカーテンを閉める事!」と言っているのに、いまだに時々カーテンを閉めるのを忘れています…
4.家具や本などが日焼けしやすい
窓が大きいと光の量も大きくなるので、家具や本などの日焼けがしやすくなります。
特に子供部屋の場合、本棚を置く事が多いと思うので、注意しましょう。



子供の時、大事にしていたマンガ本が色褪せちゃって悲しかったのを覚えています…
5.2階にある場合、窓の掃除がしにくい
2階の窓って、内側からは掃除しやすいですが、外側からは掃除しにくいですよね…。
小さめの窓であれば開口部から手を伸ばして拭く事も可能ですが、大きくなると手が届かなくなるので大変です。
特に、
- 学校のグラウンド近く
- 公園の近く
- 畑の近く
などの窓は、砂埃で汚れやすいので注意しましょう。
子供部屋の窓の位置は高さや場所にも注意


子供部屋の窓は大きさだけでなく、高さも注意が必要です。
我が家でも最初にいただいたデフォルトの窓の高さが床から78㎝だったんですが、安全のために、窓の高さを床から128㎝の高さへ変更しました!
前述したように勉強机やベッドとも干渉しないので、少し高めの腰窓がおすすめです。
安全のためにも高さを高くしよう
小さいうちは子供部屋はほとんど使わない…と思っていても、想定外の事が起こすのが子供です。
心配になるくらいなら、初めから高めにおきましょう。
小さな子供でも四六時中見ている事は不可能ですし、ある程度知恵がついてくると、
- 鍵を開ける事が出来るようになる
- 台を持ってきて外をみようとする可能性がある
ので、少し高めに設計しておいた方が安心です。



床から123㎝の窓だと、だいたい小学校の高学年で外が見えるようになってくるイメージだよ。
子供部屋にベランダやバルコニーはいらない
子供部屋にベランダやバルコニーはいりません。
安全面の心配もありますし、今は子供が小さいかもしれませんが、思春期になった時を想像してみましょう。
- 洗濯物を干す&取り込むために子供部屋を通る
- 親の寝室と子供部屋のベランダがつながっていて、ベランダから見られる
せっかくのプライベート空間が子供にとって居心地の悪い空間になってしまう可能性があるので、子供部屋にベランダやバルコニーをつなげるのはおすすめしません。


窓の位置は外観やアクセントクロスも考慮しよう


うちの息子の子供部屋の窓なんですが、せっかくのアクセントクロスなのに、真ん中にドーンと窓があるんです。



ちょっとカッコ悪いですよね…
赤線で書いたような窓にしても良かったかなと少し後悔しています。雰囲気は気に入っているし、息子は全く気にしていませんが…(というより言っていない)
なぜこういう窓の位置にしたのか?全く覚えていませんが、アクセントクロスの場合は、特に窓の位置にも注意しましょう。
他にも、窓の位置に関しては注意点が色々あります。
- 外からの見え方も意識する(他の部屋との窓の高さや幅を揃えるなど)
- 角部屋の場合、2方向の窓の高さを合わせるとキレイ
- カーテンレールと収納の折れ戸が干渉しないような位置にする
まとめ|新築の子供部屋の窓の大きさや高さに注意しよう
この記事では、新築で子供部屋の窓を決める時に注意することとして、「大きさや高さ、位置」の観点から紹介しました。
子供部屋の窓は、
- 部屋に対して大きすぎないようにする
- 高さは安全面を考慮して少し高めにする
- 位置は外観やクロスとのバランスを見て決める
のがおすすめです。
子供部屋だけでなく、家全体の窓に関する注意点は以下の記事にまとめています。ぜひご覧ください。

