新築にベランダのない家は後悔する?バルコニーはいらないのか必要性に迫る

最近では新築にベランダのない家が少しずつ増えてきています。
とはいえ、昔は当然のように家にはベランダがありましたし、ベランダなしの家に住んだ事がなければ、本当につけなくて後悔しないか不安ですよね。
私自身、ベランダなしを希望していて義両親に間取りを見せたところ、「ベランダなしの家はおかしい。後悔するよ?」と言われた経験があります。

最終的に我が家は0.5坪の小さなバルコニーをつけたのですが、やっぱりつけなくても良かったなと後悔しています。
私がベランダをつけて後悔している理由は単純で、
- 使ってない
- 汚れるので、掃除が大変
だから。
といっても、誰しもがベランダやバルコニーなしの家でいいわけではありません。
ベランダやバルコニーで「何をしたいか?」によって必要性や必要な大きさや設備が変わってきます。
この記事では、
- ベランダの使い道
- ベランダの有無による後悔例
- ベランダなしにした場合のメリット
- ベランダなしで後悔しないために考えておくべき場所
をそれぞれわかりやすく解説していきます。



ベランダの後悔ってすごく多いからしっかり検討しようね。
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新築でベランダやバルコニーのない家で後悔する理由(デメリット)
早速ですが、新築のベランダやバルコニーのない家で後悔する理由・デメリットは、次の4つです。
- 洗濯物や布団を外に干せない
- 外観がおしゃれになりにくい
- 室外機置場に困る
- 真夏に1階が暑くなることも…
それぞれ以下で解説していきます。
後悔ポイント①洗濯物や布団を外に干せない


ベランダやバルコニーの一番よくある後悔ポイント・デメリットは洗濯物・布団の外干しができないことです。
いくら室内干しグッズが増えてきているとはいえ、やっぱり試してみると、外干しの方が好きだったという方もいます。
- 太陽の光でカラッカラに乾かすのが気持ちいい
- 真夏の天気のいい日は天日干しだとあっという間に乾く
- 室内干しはニオイが気になる
- 布団や洗濯物を大量に一気に干したい
- なんといってもお日様はタダなのがいい



布団乾燥機はすごく便利なんだけど、一度に1枚から2枚しかセットできないから、天気がいい日に家族分の布団を一気に干したい気持ちは分かるなぁ
後悔ポイント②外観がおしゃれになりにくい


ベランダやバルコニーなしの家にした場合、凹凸などアクセントが減ってしまうので外観が少しのっぺりした印象になる事もがあります。おしゃれにするのが少し難しいです。



実は我が家も外観を気にして、小さなベランダつけました…
しかし、ベランダなしでも外観をオシャレにする方法はあります。
- 屋根の形を工夫する(片流れ+陸屋根など)
- 外壁を貼り分ける
- 建物で凹凸を作る
- ルーバーでおしゃれさを出す
ぜひ設計士さんと相談してみましょう。
後悔ポイント③室外機置場に困る


ベランダがない家は、2階のエアコンの室外機置き場に困ることがあります。
ベランダのない家では、
- 外壁に金具をつけて室外機をつける
- 長い配管をつけて、1階に室外機をおく
といった方法になりますが、どうしてもダクトが長くなってしまうので、外壁と色を合わせたり、ダクトを目立たない場所に設置できるようにあらかじめ検討しておきましょう。
- 水平に設置できる場所
- 直射日光や雨が直接当たりにくい場所
- エアコンと室外機の距離が近い場所
- 室外機の周りの通気性が良い場所
- 外観が気にならない場所(正面を避けるなど)
後悔ポイント④真夏に1階が暑くなることも…
ベランダやバルコニーのない家では、ひさしの役割を果たしてもらうことが出来ません。
そのため、1階に直射日光が入り室温がとても暑くなったり、外壁が汚れやすくなってしまうこともあります。
ただし、実際にひさしを長く付けたり、日よけのタープをつけることでも解消できます。
新築マイホームでバルコニーやベランダなしにするメリット
ベランダやバルコニーなしには、デメリットもある一方で、「あえてベランダなしにして良かった!」と思える大きなメリットもたくさんあります。
メリットは、以下の5つ。
- 建築費用の節約になる
- 部屋を広くすることが出来る
- 洗濯物が汚れない
- 掃除箇所が減る
- 防犯面で少し安心できる
それぞれ見ていきましょう。
メリット①建築費用の節約になる
ベランダやバルコニーなしにすると、施工面積が減る事になるので、建築費用が安くなります。
ベランダはしっかりとした防水工事や排水工事が必要になるので、一般的に約50~100万の費用がかかります。



この金額が必要なくなれば、洗濯乾燥機を買う事も可能ですよね。
▼注文住宅のコストカット術はこちらにもまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。


メリット②部屋を広くすることが出来る
ベランダやバルコニーなしの場合、建築費用を削減するのではなく、部屋の面積を広くすることも可能です。
例えば、寝室や子供部屋、ウォークインクローゼットをもう少し広くしたり、広さによっては書斎を作るなんてことも可能かもしれません。
メリット③洗濯物が汚れない
外干しすると、色々な点に注意しなければなりませんよね。
- 毎日天気を気にしないといけない
- 洗濯物が日焼けをしないようにしないといけない
- 花粉、黄砂やPM2.5といった時期は干せない
- 日焼けによる物干し竿や洗濯グッズの劣化
こういったストレスが無くなるのはすごく魅力的です。



個人的には、ベランダに置くサンダルの汚れが気になるので、そのストレスがなくなるのもうれしいかな
メリット④掃除箇所が減る
先ほども書いたようにベランダはすごく汚れやすいので、定期的に掃除が必要です。
布団を干すにもベランダ自体が汚れていては、干すことができません。
住み続ける限り掃除はずっとしなければならないので、少しでも掃除箇所が減ると想像以上にラクになります。
メリット⑤防犯面で少し安心できる
ベランダがあるという事は外部からの侵入口が増えるという事でもあります。


実際、ドロボーの侵入ってベランダからの侵入が4分の1を占めているんですよ。
毎日、同じ時間に洗濯を干して取り込む事で、生活スタイルが分かってしまうというのもデメリットにあげられますね。
例)天気が良くていつも干している時間に干されていないと留守なのかなと思われる
新築マイホームでベランダをつけた後悔例
ベランダなしで後悔することもありますが、圧倒的に多いのは、つけたのに後悔している方です。
理由は、
- 掃除が大変だった
- 使い勝手が悪かった
- 狭くて使い道があまりなかった
- 乾燥機を買ったので使わなくなった
に分かれます。



どんな使い方をしたいか?しっかりと考えておくと後悔が減るよ
後悔例1|掃除が大変・水道をつければよかった


ベランダは外なので、砂埃や雨で汚れます。時には、鳥のフンや落ち葉、虫の死骸なんかも落ちています。
もちろん広ければ広いほど、掃除しなければいけない面積も増えるので大変になりますよね。
この時ベランダに水栓があれば簡単に掃除できますが、水栓がない場合は、
- バケツに水を汲んで運ぶ作業を何往復もする必要が出てくる
- ほうきで掃いたり、デッキブラシでこする
といった作業が必要ので、掃除が面倒になってきます。
また植物を育てたり、プールをする場合も水栓が必要になってきます。
- 掃除が大変だから、ベランダ自体必要なかった
- 水栓をつけておけば良かった
後悔例2|屋根がない・短い


バルコニーに屋根がなくて、後悔しているパターンです。
屋根がないと、
- 急に雨が降ってきた時に、洗濯物が濡れる
- プールやBBQをしようと思っていたけど、日差しが暑くてできない
といった不満が出てきてしまいます。
屋根ありのベランダにしておくか、シェードをつけれるようにしておくといいですね。
後悔例3|狭すぎて使い道が少ない


ベランダにプランターを置いて家庭菜園をしたり、テーブルを置いて食事を楽しんだりしたいと思っていたけど、狭くてできなかったという後悔もあります。
よくある細長いけど1マス(約90㎝)の奥行では洗濯物を干したら、人が通るのも横歩きがギリギリです。
洗濯以外にも様々な使い道をしようと思っていたら奥行きが大切ですね。
後悔例4|乾燥機を買ったので使わなくなった


マイホームに入居した当初は、洗濯は外干しだったけど、生活していくうちにライフスタイルが変わって室内干しに変化し、ベランダを使わなくなってしまったという後悔です。
- 花粉症になり外に干せなくなった
- 住んでみると、砂ほこりが舞う地域で、外干しできなかった
- 共働きになったので、室内干しに変えた
使わない場所を作るのはもったいないので、洗濯の目的だけでベランダをつける予定の方はよく検討しておきましょう。
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「こんな家に住みたいというイメージはあるけど、どのハウスメーカーを選べばいいの?」という方にオススメなのが、間取りプランや概算見積もりを見ながらハウスメーカーをじっくり比較する方法です。
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ベランダなしで後悔しないために考えておくべき場所
では、ベランダなしにして後悔しないために必ず考えておかなければいけない点を紹介します。
洗濯物の室内干しの場所


室内干しの場合、どこでどういう風に干すのかをしっかりと検討しておきましょう。
将来家族が増えたら、洗濯物も増えるので、その点も考慮しておく必要があります。
- ランドリールームを作る?
- サンルームを作る?
- 乾燥機を使う?
- 除湿器を使う?



洗濯する→干す→しまうの動線が同じ階だとすごく生活がしやすいですよ。
我が家は基本、
- 下着やパジャマ、タオル→ドラム式洗濯乾燥機で乾燥まで
- シワになりやすい服や縮みやすい服→洗濯機上の物干しスペースで干す
という方法をとっています。


布団干しの場所


ベランダなしの場合、布団や敷布団パッドなどはどうやって干しますか?
洗濯乾燥機では乾かしにくい大物の事も頭のに入れておきましょう。
我が家では、布団は布団乾燥機を使って干しています。一度に布団1~2組までしか乾燥できないのが難点なので、家族が多い方は複数個あると便利ですよ。




シーツなどの大物用には寝室と同じ階の2階廊下にホスクリーンを付けて使っています。


新築マイホームのベランダ・バルコニーの必要性は?
新築でベランダ・バルコニーの必要性は、何に使いたいか?使い道を考える事が重要です。
(余談ですが屋根があるのをベランダ、屋根なしをバルコニーといいます。)
ベランダやバルコニーをとりあえずつけておくというのはもったいないです。
使い道をよく考えているかいらないかを決めましょう。
- 洗濯物を干す
- 布団を干す
- 庭代わりとして使う(食事や植物を育てる、プールをする)
- 天体観測をする、景色を眺める
- 水害などの避難場所として使う
新築のベランダ・バルコニーは後悔しない?いらないのかまとめ
新築マイホームでのベランダの後悔はすごく多いです。
ベランダで何をしたいか?としっかりと考えた上で、家族構成やライフスタイルが変わった時にも対応できるように考慮しておきましょう。
ベランダなしの場合は、
- 室内干しの方法
- 布団干し対策
- 室外機置場
ベランダありの場合は、
- 水栓やコンセントは必要ないか?
- 屋根やシェードは必要ないか?
- 奥行は大丈夫そうか?
を検討しておきましょう。
洗濯だけでベランダを作る理由が洗濯干しだけだとしたら、ぜひベランダなしにして室内干しを検討してみて欲しいなと思います。



我が家は洗濯は完全室内干しですが、全くストレスなくて最高ですよ。


間取りで後悔・失敗しないためには?


たった2つのステップを踏むだけで、間取りで大きな後悔・失敗はなくなります。
どちらも家で簡単にできる事なので、一生に一度の家づくりで後悔したくない人は必ずやっておきましょう。
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STEP.2|間取り診断を受ける
- 本当にこの間取りで大丈夫かな?
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と不安な時は、間取り診断を受けましょう。


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